ムン・ジェイン大統領の支持率が生きている。任期5年目に入ったムン大統領の支持率が堅固だ。調査機関により少しずつ差はあるが、40%台の支持率を維持している。任期終盤の大統領に期待するのは難しい支持率である。ムン大統領は大統領職の引継ぎ委員会すらなしに大統領の任期が始まった。任期序盤大きな期待感を抱いて高い大統領支持率を享受した。任期2年目の2018年はさらに劇的である。平昌オリンピックを通じて南北関係が急進展し、大統領の支持率は70〜80%を上回った。歴代大統領の中でも最も高いレベルの支持率だった。
しかし、2019年に入って南北関係が足踏み状態となってからは、大統領の支持率は下り坂となった。特にチョ・グク元法務部長官をめぐる問題を中心に波紋が広がり、30%台まで支持率が急落したりもした。しかし、2020年のコロナ感染拡大は、文大統領の支持率反転のきっかけとなった。序盤はコロナ防疫に苦戦していたが、3月中旬からはK防疫が光を放ち、大統領の支持率は60%を超える水準まで上昇した。2018年と2020年の地方選挙と国会議員選挙の与党圧勝は、完全に大統領の支持率のおかげであった。
次期大統領選挙を控えてムン・ジェイン大統領の支持率は再び躍進している。リアルメーターがオーマイニュースの依頼を受けて、今月12〜13日に実施した調査で「ムン・ジェイン大統領の国政遂行についてどのように評価するか」と聞いたところ、「評価する」という肯定的評価は44.8%、「評価しない」という否定評価は52.3%であった。歴代大統領と比べてみると、最も高い水準だ。ムン大統領の国政遂行支持率が高い理由は何だろう。まず、重要な支持層が強固である。
歴代大統領は任期後半には権力不正や国政疑惑がふくらみ、支持率が急落する場合が多かった。ムン大統領はいまだに親戚の不正がない大統領として評価されている。大統領個人の問題では、支持率に打撃を受けていない。次に、コロナへの対応である。コロナ防疫のすべての面が肯定的な評価を受けているわけではないが、おおむね良い評価を受けている。コロナ危機は一種の国難といえるため、国民がより結集する現象もみられる。第三に、競争相手の視点である。歴代大統領は、任期末には強力な内部競争や外部競争相手が存在した。
【日時】2021年07月20日(火) 08:13
【提供】WoW!Korea