毎日新聞が集計したところ、日銀と金融緩和を巡る国会論戦は、第2次安倍内閣発足から間もない2013年通常国会では、衆院の本会議・委員会で計44回取り上げられた。ところが、16年通常国会では28回に減少。今年の通常国会は15件だった。民進党関係者は「金融緩和に問題はあるが、政府の成功談にされたくなかった」と語り、首相が答弁で逆にアベノミクスの成果を強調するのを見越して、質問を控えたことを明かした。
各国の主要銀行は秋口からそろって出口戦略に動き出し、日銀は取り残された格好になった。野党は今が好機とみている。希望の党の関係者は「世論の関心は高まっている。そろそろ日銀の金融政策をただし、国民に訴えかけてもいい時期だ」と語った。【小山由宇、水脇友輔】
各国の主要銀行は秋口からそろって出口戦略に動き出し、日銀は取り残された格好になった。野党は今が好機とみている。希望の党の関係者は「世論の関心は高まっている。そろそろ日銀の金融政策をただし、国民に訴えかけてもいい時期だ」と語った。【小山由宇、水脇友輔】