>>627
ホストのライフライン、エース客の捉え方ですね。
ホスト、及び、有名店のキャバ嬢の営業スタイルとして色恋営業というモノがあります。
初見の時に、半年後、一年後を見据えて、枝をメインの木に変えて行きます。
育て、というモノです。
彼ら、彼女らというのは、人脈づくり、情報収集、心理戦、駆け引き等に長けている為、初回料金、安価の薄客を、自分たちが一声かければそれ相応の金額を落とす太客に変える、言い方を変えたら、洗脳する。
その様な事に何の抵抗もなく、そこには、良心、躊躇い、強いては人間としての感情、そんなモノは一切ありません。
万が一にでも、木になろうとしている育て客がその様な違和感に気付いた場合、お得意の心理戦を使い、客の感情に訴えかけます。
時に泣き落とし。さも、自分たちは付き合っているのだから、あなたは特別なのだから、等など、薄っぺらい常套句を並べ、その頭の中では金勘定と他の太客への言い訳を考えています。
通常、色恋というモノはきらびやかな世界の人間が、その手の世界に疎い客に対してかけるモノです。
それが昨今、風俗店の色管に変化して来ています。
何故か?…
ホストなどへの未収を支払う為に風俗、というひと昔前の法則は陰を潜め、出勤等でほぼ毎日の様に顔をつき合わせている、そこには必然的に愛着というモノが生まれます。
と、同時にその愛着は、鴨の世界を狭めます。
場合によってはホストよりもエグい方法で、鴨の羽までむしり取ります。
ですがそこで一つ。
色という手段を用いて女を管理しようとする側もバカではありません。
洗脳されやすいタイプ、されにくいタイプをその嗅覚で嗅ぎ分けます。
色恋と同様にその手段で世を渡り歩いて来た為、その手の事に関してだけは過剰なまでの自信があるのでしょう。
洗脳されにくいタイプというのは、一見、その環境に馴染んでいる様に見せかけながら、良くも悪くも事なかれ主義なので、自分の損になる様な事はしません。
駆け引きという意味合いでは、こちらのタイプは圧倒的に有利ですね。