【岐阜介護施設それいゆ元職員(33)逮捕】 警察“勤務状況などで絞り込む” 逮捕の男 日々の作業で周囲から注意も】
介護施設元職員逮捕 警察“勤務状況などで絞り込む”
2019年2月4日
入所者5人がおととし相次いで死傷した岐阜県高山市の介護老人保健施設の元職員が、このうち90代女性に対する傷害の疑いで逮捕された事件で、警察は、施設の職員の勤務状況や防犯カメラの映像の分析から容疑者を絞り込んだとしていて、事件に至った詳しい状況を調べています。
岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」の元職員、小鳥剛容疑者(33)は、おととし8月、入所していた当時91歳女性に暴行を加え、ろっ骨を折るなどの大けがをさせたとして、3日に傷害の疑いで逮捕されました。警察は小鳥容疑者の認否を明らかにしていません。
小鳥容疑者は当時、自分が開設したブログやNHKの取材に対して、女性が大けがをしているのが見つかる1時間ほど前に、おむつを交換しに部屋に入ったことを認めていましたが、事件への関与については一貫して否定し施設側を批判していました。
警察は、施設の職員の勤務状況や防犯カメラの映像の分析などから容疑者を絞り込んだとしていて、事件に至った詳しい状況を調べています。
この施設では、おととし7月末から半月ほどの間に、ろっ骨を折るなどのけがをした女性を含む入所者の男女5人が、相次いで死亡したり大けがをしたりしていて、警察は、ほかの4人が死傷したこととの関連についても慎重に捜査することにしています。
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