>>773
2010年に志位和夫委員長が行った報告によると、「65歳未満の党員は約6割、65歳以上の党員が約4割」だという。1997年には、65歳以上党員が2割だったそうなので、10年余でも2割も増加したということだ。今日では、少なめに見ても半分以上が65歳以上になっているということだ。「少青高齢化」の病だ。
そもそも、革命などという過激な運動は、どの国でも若者がその中心になるものである。若者が入党しない革命政党など、あり得ない。
戦前、非合法の共産党に入党するということは、命を賭けるということと同義だった。それでも若者が入党したのは、「ロシアのような社会主義革命を起こせる」「それは労働者にとって理想の国だ」と信じていたからだ。
若者は、自己犠牲をいとわないところがある。だが、それには、それだけの夢と大義が必要なのだ。現実の社会主義国の惨憺たる結末を前に、社会主義の夢を語れなくなったいまの共産党に、若者をひきつける力がないのは当然なのである。