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お宅も大変ね オウム真理教元代表松本智津夫死刑囚(62)の四女(28)が21日、東京・霞が関で記者会見し、劣悪な環境で養育されたとして松本死刑囚と母親の教団元幹部(59)を相続人から外すよう横浜家裁に審判を申し立て、10月に認められたことを明らかにした。
民法は「虐待や著しい非行があれば相続人から廃除できる」と規定。代理人の滝本太郎弁護士によると、子が親を相手に申し立てるのは異例という。
家裁は、松本死刑囚らは四女の養育を信者に任せた上、陶器の破片が入ったオムレツを食べさせたり、冬に薄着で屋外に放置したりしたと認定。母親は刑務所から出所後も養育を放棄し、10代で家出した四女に対し適切な措置を講じなかったと判断した。
四女は「生きるために必要だったので申し立てた。著しい問題がある親と子どもが縁を切れる制度が欲しい」と訴えた。教団とは2007年に決別したという。
滝本弁護士によると、審判手続きで両親から反論はなく、審問にも出頭しなかった。