📖 創作･携帯小説

全く歩いた事のない道を歩く。


「ここ俺ん家」

『へ???』


え...これが雄哉先輩の家?
1人暮らしって言ってたよね?
それにしてはかなり大きい。
しかも、ここ一軒家だし...
もしかして、お金持ち??


『大きいですね...』

「そうか?普通だと思うけど」


この人とｱﾀｼの価値観はあわないな。
多分...いや絶対に。


「まぁ、入れよ」


ガチャっ_____
玄関からして、かなり整っている。


『おじゃましまぁす』



ｱﾀｼは覗き込むようにして入った。

うっわ...
かなり綺麗に整われている。
意外と綺麗好きだったりして...


「ﾃｷﾄーに座れよ」

『はぃ...』



家に来たはいいけど、何するんだろう。
まあ、不安な事はないらしいけど...


「暇」

『暇ですね...』



超、空気重い。
無理だあ...
こういう空気、苦手すぎるーッ!!!

ガンバッ！！
あ、コメントありがとう詐欺
ちなみに、タメでいいよ☆　うちも、タメでコメントとか、したいし☆
に、しても、相変わらず小説書くの、うまいな〜〜！！
実は、前から、美咲cの小説の隠れファンでした！！　
才能がある、美咲cが、ほんとに、うらまやしいわ〜〜〜

本名、実は、美咲でーす\(^▽^)/

あ、馴れ馴れしくて、ごめんね！！

ミー＞＞＞

ありがとおッ!!!
了解ｗタメでよろすこ★
全然ッ＞＜：でもありがとッ!!!
隠れファン???嬉しすぎるわｗｗｗ

おおｗｗｗ
なんか、すごいわ★

全然大丈夫だよッ!!!♡

「てか、お前の名前知らねえ」

『あっ...はい』


雄哉先輩の名前、聞いたけど
自分の名前言ってなかった...


『神崎芽琉です』

「ん、める?可愛い名前じゃん」

『どうもデス...』


可愛いとか言うなッ...
照れちゃうから...
今、きっと顔、真っ赤だなあ。
この人は私をどれだけ真っ赤にすれば
気がすむのだろうか...


「顔、真っ赤」

『へ?』


分かってます...



貴方のせいじゃないっ...!!!

全部、貴方のせいでしょ???

顔が真っ赤なのも
胸がﾊﾞｸﾊﾞｸしてるのも
ｱﾀｼの目が貴方ばかり追ってるのも



貴方がｱﾀｼの心を奪ったんでしょう...?
たった1日で。


『雄哉先輩って彼女いるんですか?』

「まあな」

『そおなんですかッ...』

頑張って聞いてみたのに。
こんな苦い想いしたの、初めて。
貴方は、どれだけｱﾀｼの心を振り回せば
気がすむのでしょうか?


好き＿＿＿＿＿＿
だけど叶わない想い。

「そういう、めるは?」

『いませんｹﾄﾞ...』

「可愛いのにな」


もう止めてよぉ...
そんな期待させるような事ばかり
言わないでよ...
彼女いるくせにさ。


『彼女ｻﾝいるのにｱﾀｼンなんかと遊んで
　いいんですか?』

「おぅ、ｱｲﾂも遊んでるし」

『そうなんですか...』

「俺と遊ぶの嫌??」

嫌な訳ないじゃない...
貴方の彼女が憎い＿＿＿
不覚にも、そう思ってしまった。

もぅ...大好き。

無理。
これ以上一緒に居たら
ｱﾀｼ、壊れちゃうよ...?


『あっｱﾀｼ、帰りますっ』

「早くねえか?」

『入学式もいってないので...』


本当は一緒に居たいくせに。
ｱﾀｼの強がり。


『でわ...おじゃましましたっ』

「おい!待てよ」


ガチャッッ＿＿＿＿
強引にドアを開けｱﾀｼは
全速力で走った。


『っ...うぅ...グスッ...ぅ』



君に泣き顔を見られたくなかったんだ。
ブスがよりブスになって嫌われたくなかったの...

なんで貴方の事、こんなに好きになっちゃったんだろう。

＊雄哉Side＊


める、ｲｷﾅﾘどうしたんだよ。
てか、さっきからおかしかったな。
ずっと顔、真っ赤にしてたし...
もしかして体調悪かったか?
俺、無理矢理連れてきちまった...

悪い事したな...

それにしても、めるって可愛い。
俺の彼女よりも断然可愛い。


もしかして俺、ロリコン?

>>22

ロリコンっていうのかな??
シスコン??
分かんないやｗｗｗ
男目線下手でごめそ＞＜；

＊芽琉SIDE*


『っ...グス』


なんでｱﾀｼ、雄哉先輩の事を
好きになっちゃったんだろう...
どこに惹かれたのだろう...

カッコいいところ???
俺様なところ???
自分より少し大人なところ???
なんでだろう...



なんで...
なんでこんなにも貴方が
好きなんだろう。

初コメですぅ〜
がんばってね☆

アゲ&ガンバ☆

ps.ロリコンであってると思うよ！！　シスコンは、妹コンプレックス　みたいなもんやから！！　　←なんか、変なこと言ってるような……www

やほー♪

ロリコンちゃうよ!
1歳位じゃロリコンじゃないおー
もうめいちゃん超かわいー＞＜

更新頑張って!!

そうだ...
先輩にメールしよう。
急に帰った事、謝らなきゃ...!!

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
To.雄哉先輩
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
件名：芽琉です
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
本文：

どうも★
　　　芽琉です
今日は急に帰ってゴメン
なさい
そして、ありがとデス
最初は怖かったケド・・・
これからもょろしくデス


あ、登録ょろしくデス
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


これでいいかな???
送信っと...

ずっと泣いててもしょうがないもん。
少しでも、先輩に近づけるように
努力する!!!

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪

あ、メールだ!!!
雄哉先輩かなぁ...???
そうだといいけど、だとしたら
メール打つのはやッッ!!!


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
from,雄哉先輩
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
件名：Re,芽琉です
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
本文：

ありがと。
大丈夫だから。
うん。
（笑）
おう！
登録完了
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『ふふっ...』

絵文字使ってる...
意外だなあ。

やっぱｱﾀｼ、先輩の事好き。
大好き。

だから、彼女がいても諦めない。
先輩がｱﾀｼの事、見てくれなくても...
絶対に報われない恋だとしても...
ｱﾀｼが先輩の事を好きなのは変わらない。
そう。紛れもない真実なのだから。



小さな恋が燃え出したのです。

いっしゃん＞＞＞

初コメありがと
頑張るねーッ!!!

ミー＞＞＞

アゲさんきゅ
ありがと!頑張りマス★
考えてくれてありがとーッ!!!

朝美＞＞＞

やほーッ!!!★

教えてくれてありがとッ
なるへそねーッ!!!
「あはｗ」

ありがとーッ!!!頑張るわｗｗ
朝美も頑張ってねん

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪

あ、メールだあ...
誰だろー。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
from,雄哉先輩
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
件名；無題
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
本文：

　　　今何してる？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


雄哉先輩...
何って...雄哉先輩の事、考えてた。
うーん...


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
To,雄哉先輩
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
件名：RE:無題
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
本文：

　　　ども
　　　雄哉先輩からメールなんて
　　　めっちゃ嬉しいデス!!!

　　　んと...
　　　今は勉強してますッ
　　　雄哉先輩は???
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


送信っと...
勉強なんかしてないのにね。
少しでも貴方に良く思われたい。
いや想われたいんだ。

↑読みづらくてｽﾐﾏｾﾝ
ﾒｰﾙの部分とか読みづらいっすね；

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
from,王子
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
件名：RE:RE:無題
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
本文：

　　　そかｗ
　　　頑張れよ!!
　　　ﾌﾚｰﾌﾚｰめる

　　　俺はｹﾞｰﾑ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


早速、”王子”って表示されてる...
かっこよすぎ...
君は応援団長かッ!!!
「ﾌﾚｰﾌﾚｰ」って...

大好き。
溢れる想い。

ジリリリリ＿＿＿＿

『っもう...うっさいなあ』

ジリリリリ＿＿＿＿
鳴り止まない音。
せっかく人が寝てるっていうのに!


『止まれってば!!!』


ん...???
目覚まし時計が鳴っていたんだ。
え...朝???

そうだ...
昨日、雄哉先輩と夜遅くまでﾒｰﾙしてて
寝ちゃったんだ。


『って...遅刻!!!!!!』

昨日同様、乱雑に用意をして
家を出た。

『いってきまぁす』


ダッシュ。
だけど絶対遅刻。
入学式にも出なかったし、ｱﾀｼ
問題児扱いだな。

めるちゃん問題児ー!!
サボっちゃ駄目でしょｗｗ

応援団と王子にウケたｗ
ゆうやせんぱいに見られたらどーすんの!?

こーしん頑張って!!

あははｗ

なんか普通すぎてつまんないなぁ
とか思ってる；ｗ


ありがとーッ!!!
頑張るZEｗ

今日は雄哉先輩、電車にいないなあ...
ｱﾀｼみたいに間抜じゃないから
寝坊なんてしないんだな。


『っはぁ...着いたあ!』


もうHR始まってよね...
てか、入りずらい...


ガラガラ＿＿

『おはょぅﾃﾞｽ...』

おどおどしているｱﾀｼ。
みんな席について、ｱﾀｼの事を見てる。
こんなに人に注目されてるの
初めてかも...


「お前が神埼芽琉か!俺はお前の
　担任の佐伯だ!」

『はぃ...遅刻してすみません』

「気にするな!事情があるんだろ」

『ま、まぁ...』


この先生、優しいの?
それとも、鈍いの?

「席につけ!」

やっと、ｱﾀｼの高校生活が
始まった気がします。

「俺、崎山隆哉。よろしくな」

そう小声で言った彼。
ニカッと笑った顔はどこか
雄哉先輩に似ている気がした。
それに、なんだか名前が雄哉先輩に
似てる...


さきやまゆうや
さきやまりゅうや


似てる...
もしかして、兄弟だったりして。
まさかね。

『よろしく...』

ｱﾀｼは雄哉先輩一筋でいくので
男とは極力関わらないようにする。
もし、隆哉君が雄哉先輩の弟なら別だけどね。
弟だったら、いい情報源になるかも...
わっ...私ったら人を利用しようとしてる。
人間って怖いな。


「おう」

そういいながら、彼は無邪気な笑顔を
ｱﾀｼに見せた。
”カッコいい”一瞬でもそう思ってしまった。
イケナイイケナイ!!!ｱﾀｼは雄哉先輩一筋なんだ!!!


『ぁはは...』

ｱﾀｼも笑顔で返そうと思ったけど
上手くできなかった。
そんで、苦笑いになってしまった。

「では、これからは遅刻０になるように。
　これでHRを終わりにする」


遅刻...
ｱﾀｼの事か。
もう、遅刻しません!!!多分...


「遅刻すんなよー」

『分かってるよッ!!!』

隆哉は意地悪な笑みをこぼして
そういった。
やっぱり似てる...雄哉先輩に。


『何て呼べばいい?』

「りゅうとか、りゅうや」

『じゃあ...りゅうって呼ぶね!』

「おう」

りゅうは少し頬を赤く染めていた。
まだまだ中学生っぽいなあ...

『ｱﾀｼの事はめるでいいからね』

ｱﾀｼはそう言いながら、優しく
微笑みかけた。

「おぅ...」


彼の頬は赤く染まったまま。
可愛い...不覚にもそう思ってしまった。
なんていうか、幼い。


『りゅうって可愛いね』

「は???ざけんな」

『ふふッ...!』

「笑ってんじゃねぇよ」


つい、可愛かったからからかいたく
なってしまった。

『一時間目って何?』

「数学」

『そっか!ありがと!』

「ん」


高校初めての授業は数学かぁ...
数学得意だから嬉しいな。
中学よりも難しいよね...
まぁ、中学の知識があれば大丈夫かな。


『また後で話そうね』

「おう...」

高校初めての友達は男の子。
崎山隆哉（さきやまりゅうや）。
通称「りゅう」
カッコいいっていうよりも可愛い系。
雄哉先輩にどこか似てる...

気になる存在であります。


「何?」

『え、なんも...』

「ずっと俺の事、見てたから」

『見てないしっ!!!』


ｱﾀｼ、知らない間に見てたみたい。
全然、自覚ないのになぁ...


「じゃぁ、授業に集中しろ」


なんか妙に真面目だな...
頭いいのかな?

「崎山!この問題解け!」


黒縁メガネをかけていて、細身の
いかにも数学教師って感じの
数学教師がそういった。


「はい」


りゅうは少し遅いペースではあったが、
問題が解けたようだ。
あれ?なんか間違ってる。


「不正解だ」

数学教師がそういうと

「ﾏｼﾞすか?」

と、りゅうが頭をかきながら照れくさそうに笑った。
可愛い...
って、真面目だけどそんなに頭は良くないんだね。

授業終わりの休み時間は全部
りゅうと話していた。


『あのね、先輩で超カッコいい人が
　いるんだよー!』

「ふうん」

『雄哉先輩って言うんだあ』


そう言った途端、りゅうの顔色が
悪くなった?気が...


『どうかした?』

「いや別に...その先輩のフルネームは?」

『崎山雄哉...先輩だよ!!』

「へ、へえ」


りゅうはなんだか落ち着かない様子。
なんか変な事いっちゃったかなー...

今日は1日でりゅうの事
良く知る事ができたかな。
りゅうの性格は...

＊可愛い
＊ツンデレ
＊面白い


高校で最初の友達だから
仲良くしていけるといいなあ...


『りゅうッ!仲良くしてね』

「ｲｷﾅﾘなんだよ...ま、別に仲良くしてやっても
　いいけどさっ!!」


彼は顔を赤く染めてそう言った。
やっぱり、りゅうはツンデレかもね...

放課後＿＿＿


「める、一緒に帰らねぇ??」

『えッ?あ...ごめん!会いたい人が
　いるから...』

「そうか」

『誘ってくれたのにゴメンね』


男の子から誘ってくるなんてちょっと大胆。
だけど、今日はまだ雄哉先輩に1度も会ってないから
会いたいんだよね...ごめんね。


「いやいや、俺のほうこそイキナリ
　ごめんな!!」

『ううん...ありがとね』

「おぅ!気をつけて帰れよ」


優しい...
すごい、気にかけてくれてる。
ありがとね、りゅう。

下駄箱で雄哉先輩を待ち伏せ。


『来ないなあ...』

2年生の先輩は次々と下駄箱に来るのに
雄哉先輩の姿は見当たらない。
見失っちゃったのかな...


「めーる!」


この声は...
ｱﾀｼが1番会いたかった人...
大好き、雄哉先輩。

『雄哉先輩ッ!!!』

「おうよ!」


ずっと見たかったその笑顔。
ニカッと笑った口元から見える八重歯。
カッコいい。


「もしかして俺を待ってたとか?」


笑い混じりに彼はそういった。
ごもっともデス...


「図星?」


バレてる...
きっとｱﾀｼ、顔真っ赤だ。
恥ずかしすぎる...


「ま、嬉しいけど」


嬉しい?
期待しちゃってもいいのかな?

『そのぉ...会いたくてッ!!!』


精一杯出した声。
恥ずかしくて、もどかしくて...


「よーし!素直でよろしい」


そう言いながら、ｱﾀｼの頭を
優しく撫でた。
そんな笑顔で撫で撫でとか反則デス!!!
眩しい笑顔でｱﾀｼを見ないで...


もうキュン死にしちゃいそうです。
ヤバイです。
カッコよすぎます!!!

「じゃあとりあえず出ようか」

『はいッ!』


ｱﾀｼ達は校舎を出た。
そして、雄哉先輩の案内により
近くのファミレスに行く事になった。


「なんでも好きなもの頼め」

『ぅーん...苺パフェ!!!』

「ん」


あ、パフェとか子供っぽかったかな...
顔にクリームとかついたら大失態だよね...
気をつけて食べないと...

にゃあああ!!!←
つんでれーーーーー!!!!

つんでれ大好き!　超好き!!!
りゅうの出番ふーやーしーてーーーー(黙

私はゆうやよりりゅうだな☆

更新よろｂ

朝美＞＞＞

小説書くの本当に久しぶりなんで
自分でも上手くｽﾄｰﾘｰがつかめないｗｗｗ

ツンデレ好きなのかｗ
だけど在り来たりのものしか書けんよ
あぃｗｗｗ
ｱﾀｼは勿論、雄哉派

ありがつねｗ

苺パフェが運ばれてきた。
店員さんはやけに笑顔だ。
もしかして、雄哉先輩の事...

って、パフェ超大きいし!
ここのファミレスはいった事なかった。

「おっきいな」

『うん』

店員さんは近くのテーブルを拭きながら
やっぱり雄哉先輩の事を見てる。

「俺も食ってやるよ」


そうやって意地悪な笑みを浮かべた彼。
もうカッコよすぎ。

『あ〜ん』

「子供じゃねぇんだから」

『いいのー!』

雄哉先輩は頬を赤らめながらも口を開けた。
可愛い...不覚にもそう思った。

「ん、んまはい」

『ッ...うまいでしょ?』

「んっせえ」

可愛い...
私達って周りから見たら恋人同士みたいかな?
ま、まさか兄妹に見えてたり...

「めるも食えよ!」

『うん』

「俺が食わしてやる!」

そんな事を言って、意地悪な笑みを浮かべた。
意地悪だあ。

『んッ...おいひぃ』

「だろ」

雄哉先輩は自慢げにニッと笑った。
さりげなく見える八重歯にキュン。

『先輩?』

今だけは私を見てる?
今だけは私を想ってくれてる?

「ん」

『なんでもなーい』

「んだよ」

貴方のその笑顔を見れれば
僕は充分なんだ。

『彼女ｻﾝはぁ?』

「さあーな」

曖昧な答えを返された。
まぁ、私にとっては嬉しいけど。

『ここのパフェ超美味しーぃ』

「そだな」

『うんッ!!!』

ずっとこのまま瞬間（とき）が
止まればいいと思った。
何度も...

「じゃ、そろそろ出るか」

『うん』

「なんだよ!そんな子犬みたいな顔すんな」

『うぅ...』

だって帰りたくないもん。
ずっと雄哉先輩といたいもん。

『まだ一緒にいたぃ...』

「んー...じゃ送ってやる」

『うんッ』

ずっと一緒に居るのが無理ならば
1秒でも長くいたいと願った。

私達は、私が雄哉先輩と出会った
あの電車に乗った。

『雄哉先輩?』

「ん、てか呼び捨てでいいから」

『え...』

呼び捨てとか無理でしょ。
一応、先輩と後輩の関係だし。
でも、ちょと憧れる...


『ゅゅゅゅ...』

「ほら、言えよ」

意地悪にニッと笑った。
やっぱりSだぁ...
本当に意地悪ぅ!!!

『ゅ、ゅう』

「ゆう?」

『むぅ...ゅうッ!』

結構、頑張ったんだけどぉ。
きっと私の顔は真っ赤。
赤面症とか思われたりして...

「ゆうでいいよ」

優しい笑みを見せた。
Sな雄哉せんぱ...ゆうも好きだけど
優しいゆうも大好きだなぁ。