>>15 レス主様へ
真宗高田派の住職を三重県でしております。
戒名料の決め方は宗旨宗派によって様々ですし、また同じ宗派でもお寺によって差があります。
葬儀のお布施には「御経料」と「戒名料」が含まれますが、戒名料は宗派や戒名の位によって変わってきます。
戒名は、故人の社会的地位やお寺への貢献度などによって位が決まります。位が高いほど高額なお布施が求められますが、故人や遺族が自分の好きなように位を選べるわけではありません。
正確には戒名料という名目の費用はなく、お布施はその人の気持ちで良いとされていますが、実際には相場に従った金額や、お寺に指定された金額を支払う人が多いです。
現在では、院号をお金さえ支払えば貰える宗旨宗派もあるみたいですが。
以下は、月刊誌「住職」に書かれていた記事を参考に書かせていただきますが、
私ども真宗高田派では、信士・信女で10万〜30万円、院号(居士・大姉)で30万円〜50万円です。
他宗旨ではその上の位である院信士・院信女で50万〜80万円、院居士・院大姉の場合は100万円「以上の場合もあるらしいです。
本来は、住職などが檀家総代を永い間務めて頂いた方や寄進を頂いた方等その方の過去の功績に応じて「ありがとうございました」の気持ちで無料で授けるものだと祖父(故老僧)から聞いておりましたが、どうやら今日では戒名料という商売になっている気がして残念な気がします。