ドナー登録者は昨年末で49万3627人いる。移植を希望している患者に白血球のタイプが適合するドナーがいる確率は約95%まで上がっている。ただ、実際に移植を受けられるのは約57%だという。数字が上がらない要因は、ドナー側にある。17年度実績で移植に至らなかった理由の96%がドナー側だった。そのうち健康状態以外の理由が68%。内訳として最も多かったのが仕事が忙しいなど「都合付かず」で42%。次いで住所や電話番号が変わったなど「連絡とれず」が34%だ。同担当者は「数としては50万人近くいますが、全員に提供の意思があるわけではない」とも話す。
池江が「慢性」か「急性」かなど、詳しい病状は明らかにされていない。治療法も急速に進歩する中、どのような選択をするかも分からない。ただ、提供の意思を持ったドナー候補者が増えることは、多くの人命をつなぐ道となる。【上田悠太】
池江が「慢性」か「急性」かなど、詳しい病状は明らかにされていない。治療法も急速に進歩する中、どのような選択をするかも分からない。ただ、提供の意思を持ったドナー候補者が増えることは、多くの人命をつなぐ道となる。【上田悠太】