🥋 柔道・剣道

日テレNEWS24

日テレNEWS24
2014年05月15日15時07分
柔道で障害　全国初、強制起訴で有罪確定


　６年前、長野県松本市の柔道教室で当時小学６年生の男子児童に投げ技をかけて重い障害を負わせたとして元指導者が強制起訴された裁判で、１４日の期限までに控訴はなく、有罪判決が確定した。強制起訴での有罪確定は全国で初めて。

　業務上過失傷害の罪で有罪判決が確定したのは、松本市の柔道教室の元指導者・小島武鎮被告（４１）。この裁判では、２００８年５月に松本市の柔道教室で当時小学６年生だった沢田武蔵さんに投げ技をかけて重い障害を負わせた罪に問われていた。先月３０日に長野地方裁判所は、禁錮１年・執行猶予３年の有罪判決を小島被告に言い渡した。

　控訴期限の１４日までに検察官役の指定弁護士からも被告側からも控訴はなく、小島被告の有罪判決が確定した。強制起訴での有罪確定は全国で初めて。

　武蔵さんの母・佳子さんは「ここまで争わなければならなかったことが残念」「私たちは柔道界に安全について働きかけを続ける。指導者が知らなければならないことを柔道界に広めていきたい」とコメントしている。