キャプテンはこの週末の練習を自主練習に切り替えていた。
[匿名さん]
幼稚園以来14年の付き合いで、お互いにすべてがわかっていた。
[匿名さん]
この日から更に練習に対する取り組みが変わった。
そして次の日、夢のような出来事が起こった。
[匿名さん]
朝のホームルーム。
担任でもある監督の後ろに彼女がいた。
[匿名さん]
父は理事を解任され、彼女も転校せざるを得なかった。
[匿名さん]
彼女はもちろん、マネージャーになり、父親も父兄会を立ち上げた。
[匿名さん]
さらに父親は、前校の監督をコーチとして招聘してくれた。
[匿名さん]
それにしても、あの大監督であった人がなぜコーチなんかを引き受けたのだろうか。
[匿名さん]
なんと素人監督はアメリカ代表チームの選手であった。
[匿名さん]
この2人、まだまだ何が秘されているな、と僕は思った。
[匿名さん]
僕は監督とコーチのことが好きだった。
告白しようと作戦を練った
[匿名さん]
練習後のミーティング、マネージャーはにっこりと微笑んでいた。
明らかに答えを知っている顔だった。
[匿名さん]
帰り道、いつものようにマネージャーを誘そい、キャプテンと3人で話をした。
[匿名さん]
キャプテンも彼女のことが気になる様子だ。
マックのあと、3人は別れた。
[匿名さん]
僕は目を疑った。
別れたはずのキャプテンと彼女が歩いていた。
[匿名さん]
その後ろ姿は、まるで昔から付き合っているように見えた。
[匿名さん]
そのまま声も掛けずに、ただ後をついていくしかなかった。
[匿名さん]
間もなくして、次に彼女の父親、いやコーチが入ってきた。
[匿名さん]
呆然としていた僕にコーチが気付き、手招きをされた。
[匿名さん]
意味がわかった。
キャプテンもコーチの息子だった。
[匿名さん]