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5日の広島・阪神戦(マツダ)を中継したテレビ大阪で、江夏豊氏(69)と野茂英雄氏(49)の豪華解説コンビが、悩める阪神・藤浪の投球を論じた。
【写真】安部に左前へ勝ち越しの2点適時打を打たれ、悔しそうな表情を見せる藤浪
野茂「右打者に対して体ごと向かっていっていない。(一般的に)右打者に対しても左打者に対しても体でバッターの方に向かっていって投げる。打者が怖いと思うぐらい向かっていってコントロールするじゃないですか。(藤浪も)元々、インステップしていたから、それができていたけど、(ステップを)真っすぐに変えたから。本当は体ごと入れていかないといけないんですけど」
江夏「もう一回、インステップに戻すというのも一つの方法かもしれない」
野茂「インステップしたら右打者にはいいと思いますよ。左打者に対しても」
江夏「今のような状態で、この3連戦の頭に藤浪君を持ってきた。これは金本監督にしてみたら大バクチよ。勝てる可能性がないとは言わないよ。でも大変低いと思う。タイガースはそんな大バクチを打たないといけない状態なのかと。もっと正攻法で戦って勝てる。こういう状態で放らすのがいいのかどうか、疑問に感じるよね。何かきっかけをつかめばいいと思うけど、いい方向に回転するパーセンテージはあまりにも低すぎるんじゃないかな。作り上げるというよりも、気持ちの上で気持ちよく投げられる。そういうフォームで投げてもらいたい。その結果、打たれる、抑える、ならまた別だけど。今のままじゃ、自分自信を信用できなくて、疑心暗鬼で投げている状態だもんね」