🥊 ボクシング

ＢＯＸ】旭道山甥っ子がプロテスト受験　張り手より左ストレートが得意

スポーツ報知 7月16日(木)7時6分配信

　元大相撲小結の旭道山氏（５０）の甥、波田大和（１８）＝帝拳＝が１５日、東京・後楽園ホールでボクシングのプロＣ級（４回戦）テストを受験した。相撲一家ながら、ボクシング強豪校の埼玉・花咲徳栄高で全国準Ｖを２度経験。合否は１６日に発表される。

　サウスポーの波田は受験者と行った実技試験の２回のスパーリングで、タイミングのいい左ストレートを披露。強烈な張り手を得意とした伯父とはひと味違ったが、「あがり症で…。手数が少なかった」と頭をかいた。

　有名力士の伯父に加え、父は木村寿之介の名で行司を務める寿和さん（４８）。父から「力士になれ」と夢を託された波田は少年相撲の大会には出場していたが、「小さい頃から背が低いし、ガリガリだった」と力士は断念。格闘技好きだったため、ＷＢＡ世界スーパーフェザー級王者・内山高志（ワタナベ）を輩出した花咲徳栄高に進み、ボクシングを始めた。

　プロになることを決めた高校３年の秋、旭道山から「張り手だって危ない。アマチュアはヘッドギアで守られているが、プロは違う。ボクシングは甘くないぞ」と諭された。しかし決意は固く、名門ジムの門を叩いた。波田は「山中慎介さん（ＷＢＣ世界バンタム級王者）みたいな王者になりたい」とでっかい夢を描いている。（飯塚　康博）

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