羽賀、刺激を力に=W杯スケート
2018年12月08日00時10分
最終組で平昌五輪金のホルメフィヨルドロレンセン(ノルウェー)とスタートを切った羽賀。最初の100メートルは相手を上回る9秒58で滑り抜けると、後半も大きくペースを落とさず五輪王者より先着してみせた。W杯で自己最高に並ぶ2位に食い込み、「34秒台は2人だけ。まずまず評価できる」。表情には充実感が広がった。
2010年バンクーバー五輪に出場したが、その後のソチ、平昌両五輪は代表入りできなかった30歳。悔しさを抱えて臨む今季は新浜ら新鋭の活躍に刺激を受けて猛練習に励み、ベテランになっても成長を続けている。
世界記録保持者のクリズニコフに0秒15及ばず悲願の初優勝には届かなかったが、日本の層の厚さを示せた。「日本のレベルは上がってきている。もっと頑張っていかないと」。かつての「お家芸」の男子500メートルでの日本復権へ、気持ちを新たにした。(トマシュフマゾビエツキ時事)(2018/12/08-00:10)
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