全国の女子刑務所は定員超過が続く。近年の収容率は120%。受刑者は「いろんな人がいて口げんかにもなる」と明かす。刑務作業のない土日祝日は一日の大半を居室で過ごす。「長い連休はきつい」(辻本)。居室の変更を願い出られても回答は「我慢」だ。
過剰収容の一因は覚せい剤取締法違反と窃盗での服役の多さ。全国統計では両罪名で全体の76%を占め、累犯も多い。
「犯罪学校」。女子刑務所をそう例える刑務官もいる。男子の受刑者は犯罪傾向の進度ごとに刑務所が分かれるが、女子は初犯から累犯までを一つの施設に収容する。覚せい剤の仕入れ先などの「裏街道」情報が“先輩”から伝えられる。
過剰収容の一因は覚せい剤取締法違反と窃盗での服役の多さ。全国統計では両罪名で全体の76%を占め、累犯も多い。
「犯罪学校」。女子刑務所をそう例える刑務官もいる。男子の受刑者は犯罪傾向の進度ごとに刑務所が分かれるが、女子は初犯から累犯までを一つの施設に収容する。覚せい剤の仕入れ先などの「裏街道」情報が“先輩”から伝えられる。