検証しろよ、宮本ツネは。
第51回モーリスレベロトーナメント(旧:トゥーロン国際大会)グループB第2節が7日に行われ、U-20日本代表とU-20コンゴ共和国代表が対戦した。
モーリスレベロトーナメントは、フランスで毎年開催され、今大会で通算51度目を数える伝統のある大会。若手の登竜門と呼べる国際大会に臨むU-20日本代表は、今年9月に開幕するFIFA U-20ワールドカップチリ2025、そして2028年のロサンゼルスオリンピックを見据えている。
今大会、日本はコンゴ共和国、メキシコ、デンマークと同じグループBに入った。なお、グループステージの試合が引き分けで終わった場合は、PK戦によって勝敗を決めるレギュレーションで、グループ上位2位以内に入ると決勝トーナメントへの進出が決まり、3位以下となった場合は順位決定戦へ回る。
第1節は4日に行われ、日本はコンゴ共和国と対戦。後半立ち上がりに神田奏真が奪った2得点で、2-0とコンゴ共和国を下していた。今節は、第1節でPK戦の末にデンマークに敗れたメキシコと激突。日本はコンゴ共和国戦からスターティングメンバーを2名変更し、GKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾、そして左サイドの2列目に西原源樹を新たに起用した。
試合の均衡は32分に破れる。敵陣左サイドでボールを持った西原が中央へ預けると、大関友翔がうまくターン。横パスを受けた石井久継がボールをキープして後ろへ落とすと、小倉幸成が右サイドへ広げる。待っていた中川育はトラップが流れたものの、なんとか残してボールを繋ぐと、後方でサポートした大関はボックス右へスルーパスを供給。粘った梅木怜がマイナスへ折り返すと、最後は西原が右足でゴールへ蹴り込み、日本が先手を取った。
日本の1点リードで後半へ折り返すと、拮抗した試合展開で時計の針は進んだものの、徐々にメキシコに流れが傾いていく。このような状況で迎えた71分、日本の右サイドから放り込まれたクロスボールは塩川桜道が跳ね返したものの、こぼれ球を拾われると、ボックス左からの折り返しがウーゴ・カンベロスの元へ。最初のシュートはうまく当たらなかったが、シュートブロックに入っていた市原吏音としては意表を突かれる形となり、最後は浮いたボールをカンベロスにボレーで叩き込まれた。
試合がタイスコアに戻ったあと、後半アディショナルタイムにはゴール前でこぼれ球を拾った小倉がミドルシュートを放つなど、日本は最後までゴールに迫ったが、次の1点が生まれることはなく、PK戦に突入した。
先攻の日本は3人が成功したのに対し、後攻のメキシコは4人が成功。日本は1人目の道脇豊の蹴ったキックがGKに阻まれ、2人目の大関は成功したものの、3人目の平賀大空が枠を捉えきれず。メキシコが2人成功して迎えた3人目は、GKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾が鋭い読みで阻んだが、その後は両チーム全員が成功。メキシコが4-3でPK戦を制した。
この結果、PK負けの日本は勝ち点「1」の上積みにとどまり、現時点での合計勝ち点は「4」。一方、メキシコは勝ち点を「3」に伸ばした。デンマークvsコンゴ共和国はこの試合の後で行われるため、暫定ではあるものの、日本はグループB首位の座をキープしている。
次節は10日に行われ、日本はデンマークと、メキシコはコンゴ共和国と、それぞれ対戦する。なお、日本が戦う今大会の全試合は『ABEMA』にて無料生中継される。
【スコア】
U-20日本代表 1-1(PK戦:3-4) U-20メキシコ代表
【得点者】
1-0 32分 西原源樹(U-20日本代表)
1-1 71分 ウーゴ・カンベロス(U-20メキシコ代表)
【スタメン】
U-20日本代表(4-2-3-1)
GK:ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾
DF:梅木怜、塩川桜道、市原吏音、髙橋仁胡(86分 佐藤海宏)
MF:小倉幸成、大関友翔、中川育(86分 布施克真)、石井久継(73分 石渡ネルソン)、西原源樹(64分 平賀大空)
FW:神田奏真(73分 道脇豊)
【ゴール動画】先発抜擢の清水MF西原源樹が先制弾も、後半に失点
[速報]#西原源樹 のゴールで日本先制!
🏆第51回モーリスレベロトーナメント グループB第2戦
🆚U20 #日本代表 vs U20メキシコ代表/
エリア内に侵入した #梅木怜 から
ボールを受けた西原が冷静に突き刺す!
\#アベマでU20@jfa_samuraiblue@FCimabari@spulse_official— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) June 7, 2025
[速報]メキシコ同点ゴール⚔️
🏆第51回モーリスレベロトーナメント グループB第2戦
🆚U20 #日本代表 vs U20メキシコ代表/
キャンベロスがマイナス気味の
クロスに反応しボレーで押し込む!
\#アベマでU20@jfa_samuraiblue— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) June 7, 2025