10日、JA全農 2019ITTFチームワールドカップは大会最終日。
男子決勝の中国対韓国は、第1試合のダブルスで韓国ペアが大逆転勝利をおさめ韓国がリードを奪った。
しかし、つづくシングルスで勝負強さを見せた中国が3-1で優勝を決めた。
チームワールドカップ、驚異の8連覇を達成した。
第2試合 樊振東がストレート勝利写真:樊振東/撮影:ラリーズ編集部第2試合は中国・樊振東(ファンジェンドン)と韓国・張禹珍(チャンウジン)の対戦。
両者の対戦成績は樊の2勝だ。
試合は、いずれのゲームも序盤までは点差が離れない展開に。
しかしゲーム終盤で確実に得点を奪うのは樊振東。
得意のバックハンドで得点を重ね張にゲームを与えない。
終始気迫のこもったプレーをみせた樊振東。
最後は張の意表をつくバックロングサービスに対してフォアハンドで回り込み、勝利を決めた。
世界ランク1位・樊振東の勝負強さが光る、ストレート勝利だった。
写真:張禹珍/撮影:ラリーズ編集部第3試合 接戦を制した梁靖崑がダブルスのリベンジ果たす写真:梁靖崑/撮影:ラリーズ編集部第3試合は中国・梁靖崑(リャンジンクン)と韓国・鄭栄植(チョンヨンシク)の対戦。
過去の対戦成績では梁靖崑が2勝とリードしている。
直近の対戦は3月のカタールOPだ。
両者ともに第1試合のダブルスに出場した選手。
梁としてはダブルスのリベンジをかけた戦いとなった。
強烈なバックハンドを武器とする両者。
試合は激しいバック対バックのラリーが随所で見られた。
会場に詰めかけた観客も、手元のスティックバルーンを鳴らして両者にエールを送る。
写真:鄭栄植/撮影:ラリーズ編集部第1ゲームは梁靖崑が奪ったものの、つづく2ゲームは鄭栄植が奪い返す。
ゲームカウント2-1と鄭のリードで迎えた第4ゲーム。
パワフルなボールの打ち合いが続き、手に汗握る接戦となる。
デュースまでもつれたこのゲームを奪ったのは梁靖崑。
15-13で、勝負は最終第5ゲームへ。
勝負の第5ゲーム。
先に梁靖崑が6-2と大きくリード。
中国ファンの応援を受け、序盤のリードを守り切った梁靖崑。
勝利の瞬間、梁はラケットを床に置き、両手を突き上げて喜んだ。
フルゲームを制した梁、ダブルスの雪辱を果たす貴重な1勝を挙げた。
第4試合 樊振東が李尚洙を圧倒写真:李尚洙/撮影:ラリーズ編集部第4試合は樊振東と李尚洙(イサンス)の対戦。
過去の対戦は樊の10勝と圧倒している。
試合はその対戦成績通り、樊振東が優位に進め、2ゲームを先取。
第3ゲームも樊が先手を奪い、5-1とリードする。
しかし、李尚洙も意地を見せ、5連続ポイントで逆転。
このまま突き放したいところだったが、反撃もここまで。
11-7で樊振東がこのゲームを奪い、ストレート勝利を決めた。
マッチカウントは3-1。
中国の勝利、そして優勝が決まった。
中国男子はチームワールドカップ8連覇を達成。
大会を通して敗れた試合は決勝のダブルスのみ。
東京五輪前哨戦でその強さを見せつけた。
詳細スコア○中国 3-1 韓国許昕/梁靖崑 2-3 ○李尚洙/鄭栄植11-8/11-4/10-12/7-11/10-12○樊振東 3-0 張禹珍11-8/11-8/11-9○梁靖崑 3-2 鄭栄植11-9/8-11/10-12/15-13/11-8○樊振東 3-0 李尚洙11-8/11-4/11-8文:ラリーズ編集部
【日時】2019年11月10日(日)
【提供】Rallys