25日午前6時ごろ、フィリピンの東の海上に台風14号が発生した。
気象庁は、先に消滅した13号とほぼ同じ進路をたどると予測している。
台風14号の現在の中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル、中心から半径280キロ以内は、15メートル以上の強風が吹いている。
台風は今後、勢力を強めながら時速20キロの速さで西へ進み、今夜にもルソン島を横断し、あす朝には南シナ海に抜けて、週明けには中国南部に到達する見通し。
フィリピンの気象庁(PAGASA)によると、ルソン島北部では台風の接近に伴って暴風と大雨になる見込みで、警戒を呼びかけている。
フィリピンでは昨年10月、台風21号と22号が相次いで上陸し、大打撃を受けたばかりだ。
一方、国内に目を移すと、北海道付近にある前線を伴った低気圧の影響で、北日本と北陸地方ではきょう昼過ぎにかけて雷を伴う激しい雨が降り、大雨になる見通し。
あす朝までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで北陸地方150ミリ、東北地方100ミリ、北海道60ミリ。
現在、気象警報が出されている地域では、大雨による土砂災害、低い土地への浸水、河川の増水やはん濫に厳重に警戒が必要だ。
【日時】2017年08月25日(金) 10:02
【提供】ハザードラボ