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1月4日(木)24時30分、乃木坂46・向井葉月さんがパーソナリティを務めるラジオ番組『乃木坂46 向井葉月の木曜ここで待ち合わせ』(bayfm)の初回放送がオンエアされた。乃木坂46に加入して8年目、彼女にとって初となるラジオのレギュラー番組である。

昨年12月に番組情報が解禁されると、ファンからの期待の声が次々とSNSに寄せられ、番組内でも「葉月さんの声が好き」という、ラジオパーソナリティを待ち望んでいたリスナーからのメールが届いた。

向井さんは「皆さんとお話しする時間を30分も頂けるという喜びが大きかったです。多くの人に愛される番組になったら」と、一人しゃべりというよりも、ラジオの前のあなたと“会話”を楽しみたいという彼女らしい表現でオープニングトークを飾った。

東京都出身の向井さんは埼玉西武ライオンズの大ファン。埼玉色が強い彼女が千葉県のFM局でラジオパーソナリティを務める未来を誰が予想しただろうか。ただ、意外にもbayfmの深夜帯と乃木坂46の相性は良い。

同局では過去に『OL兼任アイドル 新内眞衣のまいちゅんカフェ』(毎週水曜24時～)、現在では『乃木坂46 柴田柚菜のDreaming time』(毎週火曜23時～)がオンエアされており、いずれもパーソナリティが等身大の姿を見せてくれる内容が深夜帯と相まって、リスナーの憩いの時間となっている。

「聴いてくださる皆さんに心地いいなと思ってもらえるように」と、向井さん自身も番組のコンセプトを“癒やし”に設定すると、「木曜のこの時間にみんなが集まりたくなる場所になってほしい」との理由で、『待ち合わせ』を番組タイトルに入れた。ギター・読書・カフェ探し・電車の路線図といった趣味を絡めた話題やコーナー、仲を深めている後輩とのエピソードなども今後の放送で話していきたいという。また、今年の目標としてZOZOマリンスタジアムで試合をたくさん見ることも掲げた。

番組の中で特に印象的だったのが、乃木坂46としての活動を振り返っていたときのこと。「ステージに立つときだけは謙虚という言葉を消すようにしました」と打ち明けていた部分だ。自信がない顔をしていると見ている人に何も届かないと分かってからは、パフォーマンスに自信を持つようにしたという。サラッと簡単に話しているものの、彼女は自信を持つためにダンスレッスンを重ね、実力をつけてここまできたと私は思う。「今の得意なことは乃木坂46の楽曲を踊ること！」と、ラジオから聴こえてきた力強い言葉。ファンはうれしかったことだろう。

この先、リスナーと共に番組が育っていくことは確かで方向性も見えた。向井さんのInstagramの雰囲気のような、ゆったりとした時間が流れる癒やしのラジオ番組。向井葉月さんと待ち合わせをしたい人は、木曜深夜は毎週スケジュールを空けておこう。