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2023年3月20日、韓国・電子新聞は「先月の自動車輸出が過去最大値を記録し、2カ月連続で半導体を抑えて1位品目となった」と伝えた。世界市場で新規需要を創出したエコカーの輸出が急増した上に、海外で「メイド・イン・コリア」の品質が認められ商品性が高まった結果だとしている。

産業通商資源部によると、2月の自動車産業輸出額は56億ドル（約7382億円、暫定値）だった。前年同月に比べ47．1％増加し、前月に続いて再び、月間ベースでの過去最大輸出額を更新した。また、昨年12月の54億2000万ドルから約1億8000万ドル増加した。

完成車と部品（20億2000万ドル）を合算した2月の輸出額は76億2000万ドルで、総輸出額（501億ドル）の15．2％を占めた。2カ月連続で半導体輸出（59億6000万ドル）を上回っている。自動車が半導体を抜いたのは16年12月以来だという。

先月の自動車輸出台数は前年同期比34．8％増の22万3000台水準と集計された。19年5月（22万5000台）以降で最大値だという。

韓国産業通商資源部は「自動車輸出額の増加は1台当たりの輸出単価が高いエコカーの輸出台数が増え国産車の商品性が強化されたことで、グローバル販売が好調となったことが影響した」と説明している。

先月はエコカーの輸出台数が初めて6万台を突破した。ハイブリッド車、電気自動車（EV）、水素燃料車など全ての車種が伸び、前月（5万5051台）を約8000台上回った。エコカー輸出額は前年同月比83．4％増の20億2000万ドルで、初めて20億ドル台に乗った。輸出額の増加は昨年8月から6カ月間続いているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「まるで経済が順調かのような記事だな」「貿易赤字は過去最大らしいけど…」「労組さえなければ若者の雇用も増えていいことだらけだろうに」「何であれ輸出好調の企業が多ければ経済にもプラスになる」「全部輸出してしまうから、国内では車も部品も足りないのか」「輸出100万台、リコール99万9999台なんじゃないの？」「輸出用の車と全く同じ造りで同じ値段なら国産車を買うのにな」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/麻江）