1993年にリリースしたアルバム『12 Play』が大ヒットし、一躍名を上げたR&BシンガーソングライターのR・ケリー。
同作は「Sex Me」「Freak Dat Body」「Bump N’ Grind」などエロチックな曲が収められており、歌詞も「お前の中で果てたい」「脚を大きく開いて」「オレの硬くなったイチモツを感じて」など性行為そのものを描写し、ケリーは「R&B界のセックス・シンボル」と崇められるようになった。
グラミー賞を3度獲得し、累計セールスは4,000万枚を超え、マイケル・ジャクソンやセリーヌ・ディオン、レディー・ガガ、ジャスティン・ビーバーらジャンルを問わず、数多くのアーティストに楽曲を提供してきたケリーは、今年10月に初のクリスマスアルバム『12 Nights of Christmas』をリリースした。
12月2日からは、このニューアルバムを引っさげた『12 Nights of Christmasツアー』を歴史あるデトロイトのフォックス・シアターでスタートさせたのだが、このコンサートでちょっとしたハプニングが発生した。
ケリーはコンサート中に観客にタオルを渡し、自分の汗を拭わせるというファンサービスをよく行う。
汗だくになったタイミングで行うため、選ばれたファンはうっとりしながらケリーの胸元や顔、スキンヘッドを触りながらタオルで拭き拭き。
ケリーはそんな彼女をねっとりと見つめながら「Just keep wiping me. Keep on wiping me.(そのままオレを拭ってくれ。拭い続けてくれ)」とセクシーボイスで歌いかける。
そして、顔から胸、股間へと誘導させ、最後に腰を激しく振り終了するという、大サービスをしてくれるのである。
4日に米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」が公開した、観客による2日のコンサートの動画は、この「オレを拭ってくれ」サービスを行っている様子を映したもの。
ケリーはいつものようにステージ前方ギリギリでしゃがみ込み、興奮した表情の女性ファンに自分を拭わせているのだが、この女性はケリーの顔には目もくれず、一心不乱に股間をまさぐるように拭いているのだ。
女性は、時折ケリーの胸をタオルで拭く仕草もするのだが、もう片方の手は股間にしっかと添えたまま。
後ろを振り返り、恐らく撮影してくれているのであろう友人に向かって「おいしそう」と舌なめずりする表情も作っている。
しばらくすると、ケリーはすっくと立ち上がり、腰を激しく振って「そろそろ終了」の合図を送るのだが、女性はそうはさせるかと言わんばかりにケリーの股間に手を当てたまま。
ケリーもいつの間にか「wiping(拭う)」ではなく「rubbing(こする)」という単語を使っており、「rubbing me baby(おれをしごいてくれ、ベイビー)」とセクシーボイスで歌い上げた後、「now grab me(つかんでくれ)」と腰を突き出した。
すると、女性は待ってましたとばかりにケリーの股間をぎゅっとつかんだのだ。
かなり強くつかんでいるのは動画を見てもわかるのだが、これにケリーは「はぅ!」という表情になり、女性の手をつかみ、股間から離す。
そして自分の手で股間をガードし後ずさり。
サングラスをかけているが、驚きつつも苦笑している様子が見える。
動揺するケリーに、女性は戻ってこいという仕草をしているよう。
興奮のあまり金切り声を上げる観客に向かって、ケリーは、「これが、D(デトロイト)のやり方なのか?」と質問。
歓喜の声が上がると、ケリーは、「なかなかいいね。気に入ったよ」と笑い、観客はさらに大喜び。
続けてケリーが「まったく、きみはどうしちゃったんだい!?」と歌いながら、ステージ後方を横切っていくところで動画は終了する。
このすごい動画に、ネット上は話題騒然。
「たまを思いっきりつかむなんて配慮に欠ける」「いや、ケリーにも責任はある」「うらやましい!」という声のほかに、「キモい」「どいつもこいつも欲求不満って感じ」と気味悪がる声も上がっている。
長年自分を応援してくれているファンへ「最高にホットな冬」を届けようとサービスしたのに、思いがけず痛い目に遭ってしまったケリー。
残りのツアーでも「オレを拭ってくれ」サービスを行うのか、注目が集まっている。
【日時】2016年12月05日(月) 18:40
【提供】サイゾーウーマン