北朝鮮の崔竜海(チェ・リョンヘ)国務委第1副委員長兼最高人民会議常任委員長は、朝鮮半島情勢が重大な岐路にあるとして、米国には体制の安全保障と対北制裁の撤回を、韓国には民族協力を求めた。
崔常任委員長は、アゼルバイジャンの首都=バクーで開かれた非同盟諸国会議に出席。
この演説で「いま、朝鮮半島情勢が緊張緩和の気流に乗って強固な平和へとつながるか、または一触即発の危機に戻るかという重大な岐路に置かれている」とし、このように発言したと朝鮮中央通信が29日、報道した。また、崔常任委員長はことし4月、米国に新たな案を提示するよう要求したことに言及し「米国が我々(北朝鮮)の制度安全を不安にし、発展を妨げる対北敵視政策を全く疑う余地がないまでに撤回する具体的な措置をとれば、米国との非核化議論をおこなうことができる」と強調した。
【日時】2019年10月29日(火) 09:52
【提供】WoW!Korea