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　2021年4月5日から、韓国のレストランやカフェなどの飲食店では、来店時に氏名を書かなければならなくなった。

　日本でも、混んでいる時、代表者の名前と来店人数を書かねばならない。しかし、韓国のこの新しい法律では、代表者のみならず、来店した全員のフルネームを書かなければならない。個人情報もなにもあったものではない。

　仮に、他〇人と書いた場合、過料10万ウォン(約9800円)が科せられる。これは飲食店だけではなく、球場などのスポーツ施設や図書館など、通常は飲食が想定されない場所で、飲食が摘発された場合も科せられる。10万ウォンは、利用者が払う金額であり、事業主には300万ウォン(約29万円)だ。

　この基本防疫規則は、防疫段階が緩和されても、適応され続ける(韓国政府の新しい財源になる)。

　「マスクの着用」「防疫規則掲示」「定期的な消毒と換気」「来店者名簿管理」、4つの防疫規則に、さらに3つの規則も加わった。「指定された場所以外での飲食禁止」「施設利用者・従事者に対する症状確認、症状がある人立ち入り制限」「防疫管理者指定と運営」だ。

　カラオケや接待を伴う飲食店やクラブ、カードゲームパブなどは、名簿の手書きはご法度で、電子来店者名簿を作成して、行政との共有をはかる。

　今のところ、身分証明書の提示や住所や電話番号の記載までは求められてはおらず、完璧なザル法だ。芸名でもラジオネームでも名前らしく読めたらOKだからだ。だが、ほどなく、身分証明書と連絡先が増えることは推測される。

　ザルは、他にもある食事スペースが設定されているキッズカフェや利用時間が長い国際会議場では、飲食してよい～多くの国民は行かない場所だ。ネットカフェは、「コ」の字型の仕切りがあれば飲み食い可能…低層国民の住まいに準ずる場所だから仕方がない。

　個人情報を提供して安全を守るか。個人情報を晒したくないから、お金を払うか。韓国の国民階層は2つだから、やはり上級国民は、氏名すらフリーパスの秘密クラブで贅の限りを尽くすのだろうな。【編集：fa】