キャッシュカード3枚など譲渡疑い 宮城の警察官逮捕 2021年07月14日
自分で使うと偽って銀行口座を開設し、キャッシュカードを他人に譲り渡したなどとして、宮城県の古川警察署の警察官が逮捕されました。SNSでの誘いに乗って犯行に及んだとみられています。
詐欺と犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕されたのは、古川警察署の巡査長、鈴木茂容疑者(29)です。
警察によりますと鈴木容疑者は2021年2月、自分で使うと偽って銀行3行で口座を開設し、キャッシュカード3枚などをだまし取った疑いと、このキャッシュカードを東京都内の郵便局留めで郵送し、何者かに譲り渡した疑いが持たれています。
鈴木容疑者は容疑を認めていて、「現金配布をうたったSNSのキャンペーンに応募したところ、口座を開設してカードを郵送したら報酬を払う、と返事があり犯行に及んだ」と供述しているということです。
鈴木容疑者名義の3つの口座ではそれぞれ、1回あたり数10万円の取引が数回確認されていて、警察では犯罪に使われた可能性も視野に捜査しています。