厚生労働省は、アフリカのコンゴ民主共和国に滞在していた埼玉県の70代の女性が帰国後、発熱したとして、エボラ出血熱に感染していないか検査していると発表しました。
厚生労働省によりますと、埼玉県に住む70代の女性はコンゴ民主共和国から先月31日に帰国し、3日、39度を超える発熱があり、都内の医療機関に入院しました。
女性は仕事でコンゴに半年以上滞在しましたが、現地でエボラ患者とは接触していないと話しているということです。女性はインフルエンザの陽性反応が出ていますが、厚生労働省は、エボラ出血熱に感染していないか調べるため、採取した血液の検査をしていて、早ければ4日夕方にも結果が出る見通しです。
厚生労働省は「仮にエボラ出血熱に感染していたとしても、日本で感染が拡大する可能性は低い」としています。
これを受け、政府は総理官邸に情報連絡室を設置しました。また、安倍総理は関係省庁に対し、二次感染の防止に万全を期すことや国民へ迅速かつ的確な情報提供を行うことなどを指示しました。(04日13:16)
[匿名さん]