3地銀と個人向け助言会社 リモートで運用支援 野村HD
5/10(月) 11:39配信
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時事通信
野村ホールディングスの本店=東京・中央区(EPA時事)
野村ホールディングス(HD)は10日、千葉銀行(千葉市)や第四北越銀行(新潟市)、中国銀行(岡山市)とともに、リモートで個人に資産運用の助言を行う会社を新設すると発表した。助言料を収益源とし、高まる資産運用ニーズに対応した事業モデルの構築を目指す。
【写真】オンラインで記者会見する野村HDの奥田健太郎グループ最高経営責任者
9月までに準備会社を設立し、業態を超えた総合的な金融コンサルティングサービスを早期に始めたいとしている。新会社には野村HDが過半を出資する。
千葉銀の佐久間英利頭取は10日の決算記者会見で、新会社に参加することで、金融商品の相談スキルを向上できる利点があるとの見方を示した。また新会社に出資する地銀は今後さらに増える可能性があるとした。
各社出身の「専任アドバイザー」約20人を配置。働く現役世代や高齢者に多い富裕層を対象に、金融資産の運用相談を受ける。商品仲介は行わない。