米倉涼子主演ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」のようなフリーランスの天才外科医は)実在するだけでなく、これからはもっと増えるかもしれません
[匿名さん]
私が長らく所属した産婦人科は、かなり過酷な業務で、休日はほとんどありませんでした。夜間や祝日などに勤務する当直は、月12回以上。土日に当直すると、月曜もフルに働いて帰るので72時間勤務になります」
大学病院時代は、寝られたらラッキー、さらに周囲は男性ばかりで完全な体育会系だった。
「できれば続けたい思いもありましたが、産婦人科は医療訴訟が最も多い科です。体力が追いつかなくなって、事故が起こってはまずいと思い、フリーになることを決意しました」
開業医ではないため、資金は必要なし。現在、曜日ごとに3カ所のクリニックに勤務しているが、時間的な自由度は以前と比べものにならないという。
「実働7時間勤務で、土日は休みをいただいています。フリーだと、人の顔色を窺ってズルズルと病院にいることもなくなりますね(笑)」
代わりに金銭面を犠牲にしたのかと思いきや、勤務医時代より増加しているそうだ。
「じつは大学病院の給与はそんなに高くないです。倍以上は稼げていると思います。私はしていませんが、当直は1回で7万〜8万円、土日なら15万〜20万円ほどです。夜間にひとつお産があると、いくら増えるという出来高制を取っている病院も増えています。産婦人科では当直をしない医者も多いため、『産科当直』という分娩だけに対応するフリーの方もおり、それだけで生活を成り立たせている人もいらっしゃいます」
[匿名さん]