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景色見ながら車内で足湯　山形新幹線「とれいゆ」公開
戸松康雄2014年6月30日11時37分

　ＪＲ東日本は３０日、足湯が楽しめる山形新幹線「とれいゆ　つばさ」を報道陣に公開した。６両編成のうち１両が足湯用の車両で、長さ２・４メートル、奥行き５０センチの湯船が二つ設けられており、一度に８人が足を湯に浸しながら車窓の風景を楽しむことができる。７月１９日に運転を開始し、９月まで週末を中心に福島〜新庄間を１日１往復する。

特急 とれいゆ つばさ 運転
「とれいゆ」（外観イメージ）

「とれいゆ」（外観イメージ）

JR東日本仙台支社は、山形デスティネーションキャンペーンにあわせ、特急「とれいゆ つばさ」を運転。運転開始日は、2014年7月19日（土）。E3系リゾート新幹線「とれいゆ」6両編成で運転。運転区間は、1号が福島（10:02発）〜新庄（12:16着）、2号が新庄（14:43発）〜福島（17:41着）。全車指定席。

とれいゆつばさ 上野〜山形間（ツアー）
とれいゆ つばさ
とれいゆ つばさ

旅行会社クラブツーリズムは、東北のリゾート新幹線「とれいゆつばさ」を上野〜山形間で貸切運行する日帰りツアーを発売。出発日は3月8日（木）限定。上野駅を10:14に出発し山形へ。現地では東北の名湯・上山温泉のホテルにて入浴と昼食バイキングを楽しめる他、希望者は現地にて自由行動できるプランもあり、山形市内の散策や山形鉄道フワラー長井線まで足を伸ばすことができるよう考慮されている。また、とれいゆつばさの記念乗車証やロゴ入りタオル、山形銘菓のお振る舞いなど参加者限定の特典が多数用意されているのも嬉しいところ。旅行代金は手軽に参加できる日帰りプランでおひとり19,900円。希望者はインターネットまたは電話での事前申込みが必要。

JR東日本仙台支社は、「とれいゆ つばさ」の車内設備をリニューアル。リニューアル車両の運転開始日は、2019年4月6日（土）。多言語対応の案内ディスプレイ、足湯スペース（16号車）での天童木工のソファの設置、お座敷指定席（12〜14号車）での座布団の変更など。

　足湯が楽しめる山形新幹線「とれいゆつばさ」（福島駅—新庄駅）がリニューアルした。山形駅で６日、出発式があった。とれいゆが駅に到着すると、ホームではくす玉が割られ、大勢の利用客から拍手が上がった。

　とれいゆは、Ｅ３系新幹線を改造し、２０１４年にデビューした。ＪＲ東日本によると、年間約１万３千人が利用し「足湯新幹線」として人気が高いという。

　リニューアルでは外国人観光客に対応するため、英語や中国語のディスプレーを車内７カ所に配備し、足湯の空き状況や沿線案内を表示する。足湯のある車両に天童木工（天童市）のソファを設置したほか、お座敷指定席では座布団の柄を天童将棋やサクランボなどに変えるなどの改修をしたという。

　出発式では、ＪＲ東日本仙台支社の佐藤文俊輸送計画課長が「乗った瞬間から山形を感じられるはず」とあいさつ。福島駅から乗車した小座間善彦さん（３３）＝宮城県利府町＝は「ソファが快適で、足湯を一層楽しめた」と満足げだった。（田中紳顕）

はあ

JR東日本は7月3日（金）より、新型コロナウイルスの影響により運転を見合わせていた観光列車の運転を順次再開します。
7月3日（金）〜7月29日（水）に運転する列車の指定席は6月30日（火）5時30分から発売。7月30日（木）以降運転の列車は運転日の1カ月前10時から。
「とれいゆ つばさ」の足湯の利用人数制限や、ドリンクバー・デザートビュッフェなどの提供方式の変更、星空上映会やおもてなしイベントなどの見合わせなど、新型コロナ対策として一部サービス内容が変更されています。