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EV＝電気自動車事業への参入を目指す、台湾のホンハイ精密工業は18日、3種類の試作車を発表し、開発が順調に進んでいるとアピールしました。

電子機器の受託生産で世界最大手の台湾のホンハイ精密工業は、EVの受託生産など事業の多角化を図ろうと、去年10月、EV事業への本格的な参入を打ち出し、台湾の自動車メーカーと協力して開発を進めています。

会社は18日、台北でイベントを開いて3種類の試作車を発表しました。

このうちSUV＝多目的スポーツ車は、発進から3.8秒で時速100キロに達する性能と、1回の充電で最大700キロの距離を走行できることが、売りだとしていて、再来年の市場投入を目指しています。

また、同時に発表されたバスは、来年から南部の高雄で路線バスとして運行される可能性があるということです。

試作車をみずから運転して姿を現した、ホンハイの創業者の郭台銘氏は「台湾の全体的な工業の実力を示した」と述べ、1年で3種類の試作車の発表にこぎ着けた開発の能力とスピードをアピールしました。

EV事業には異業種から参入を目指す動きが相次いでいて、中国でネット検索大手のバイドゥなどが開発を進めているほか、アメリカではIT大手のアップルの動向が注目されています。