2年連続30回目の出場の県岐阜商は、新型コロナに翻弄(ほんろう)された1年だった。
昨春は選抜出場を決めながら大会は中止になった。部活も3月中旬から3カ月間休止に。7月には教員や生徒らにクラスター(感染者集団)が発生した。部員の感染はなかったが、夏の県独自大会の出場を辞退。チームは自宅待機や練習の短縮を何度も強いられた。
部員と鍛治舎(かじしゃ)巧監督はLINE(ライン)で連絡を取り合った。部員は毎日、自主練習のメニューや食事内容、体温などの健康状態まで報告。監督は指示や激励を送り、部員間ではトレーニング方法を共有した。
だが、「第三波」がまたチームを襲う。1月、首都圏や関西に加え岐阜県にも緊急事態宣言が出た。公立校では週末の部活動が中止に。部員は集まれなかったが、自然にLINEのやりとりが復活した。鍛治舎監督は「指示しなくても全選手から状況報告が届いた。コロナの厳しい状況下で自立心が育まれた」と話す。
高木翔斗(しょうと)主将(3年)は「『コロナだから』は言い訳にならない。昨春悔しい思いをした先輩の思いを背負い、まずは目の前の試合に勝利したい」と言う。24日に市和歌山戦に臨む。
聖カタリナ(愛媛)や北海(北海道)などでも校内で感染者が確認され、個人練習が続けられた。(浅沼愛、板倉吉延)
昨春は選抜出場を決めながら大会は中止になった。部活も3月中旬から3カ月間休止に。7月には教員や生徒らにクラスター(感染者集団)が発生した。部員の感染はなかったが、夏の県独自大会の出場を辞退。チームは自宅待機や練習の短縮を何度も強いられた。
部員と鍛治舎(かじしゃ)巧監督はLINE(ライン)で連絡を取り合った。部員は毎日、自主練習のメニューや食事内容、体温などの健康状態まで報告。監督は指示や激励を送り、部員間ではトレーニング方法を共有した。
だが、「第三波」がまたチームを襲う。1月、首都圏や関西に加え岐阜県にも緊急事態宣言が出た。公立校では週末の部活動が中止に。部員は集まれなかったが、自然にLINEのやりとりが復活した。鍛治舎監督は「指示しなくても全選手から状況報告が届いた。コロナの厳しい状況下で自立心が育まれた」と話す。
高木翔斗(しょうと)主将(3年)は「『コロナだから』は言い訳にならない。昨春悔しい思いをした先輩の思いを背負い、まずは目の前の試合に勝利したい」と言う。24日に市和歌山戦に臨む。
聖カタリナ(愛媛)や北海(北海道)などでも校内で感染者が確認され、個人練習が続けられた。(浅沼愛、板倉吉延)