佐藤翔馬が衝撃タイムV「今年の目標もうクリア」
[2020年1月26日19時56分]
<競泳:北島康介杯>◇最終日◇26日◇東京辰己国際水泳場◇男子200メートル平泳ぎ決勝ほか
五輪イヤーに新星が誕生した。慶大1年の18歳、佐藤翔馬(東京SC)が2分7秒58の好タイムで優勝した。昨夏世界選手権銅メダル渡辺一平(22=トヨタ自動車)と競って、自己ベストを1秒63も更新。
昨夏の世界ジュニア選手権銀メダリストが、東京オリンピック(五輪)を視界に捉えた。五輪2大会連続2冠の北島康介氏(37)と同じ東京SC所属。その名を冠した「北島康介杯」で堂々の名乗りを上げた。
◇ ◇ ◇
雄たけびを上げて、右腕で水面をたたいた。18歳が、前世界記録保持者渡辺を撃破した。自己記録を1秒63も更新する2分7秒58。衝撃的なタイムを出して「2分8秒台を出してないのに7秒台なんて。今年の目標をもうクリアした。とっさに出ちゃいました、ははは」と驚きの表情で笑った。
接戦を制した。5レーンの佐藤は、2レーンの渡辺が見えてなかったが、自慢のキックを生かしてぐいぐいと進む。前半100メートルで0秒06のリード。そのまま0秒28差で押し切って、会場を大きくどよめかせた。
昨夏の世界ジュニアで銀メダル。9月の日本学生選手権で世界ジュニア記録の2分9秒21。しかしこのタイムでは世界選手権の決勝にも進めない。同種目は渡辺、チュプコフ(ロシア)ら3人が2分6秒台を持つハイレベルな種目だが、18歳のタイムは、その挑戦権を得たといえるものだ。
[2020年1月26日19時56分]
<競泳:北島康介杯>◇最終日◇26日◇東京辰己国際水泳場◇男子200メートル平泳ぎ決勝ほか
五輪イヤーに新星が誕生した。慶大1年の18歳、佐藤翔馬(東京SC)が2分7秒58の好タイムで優勝した。昨夏世界選手権銅メダル渡辺一平(22=トヨタ自動車)と競って、自己ベストを1秒63も更新。
昨夏の世界ジュニア選手権銀メダリストが、東京オリンピック(五輪)を視界に捉えた。五輪2大会連続2冠の北島康介氏(37)と同じ東京SC所属。その名を冠した「北島康介杯」で堂々の名乗りを上げた。
◇ ◇ ◇
雄たけびを上げて、右腕で水面をたたいた。18歳が、前世界記録保持者渡辺を撃破した。自己記録を1秒63も更新する2分7秒58。衝撃的なタイムを出して「2分8秒台を出してないのに7秒台なんて。今年の目標をもうクリアした。とっさに出ちゃいました、ははは」と驚きの表情で笑った。
接戦を制した。5レーンの佐藤は、2レーンの渡辺が見えてなかったが、自慢のキックを生かしてぐいぐいと進む。前半100メートルで0秒06のリード。そのまま0秒28差で押し切って、会場を大きくどよめかせた。
昨夏の世界ジュニアで銀メダル。9月の日本学生選手権で世界ジュニア記録の2分9秒21。しかしこのタイムでは世界選手権の決勝にも進めない。同種目は渡辺、チュプコフ(ロシア)ら3人が2分6秒台を持つハイレベルな種目だが、18歳のタイムは、その挑戦権を得たといえるものだ。