国際宇宙ステーション(ISS)でに長期滞在中のアメリカ人飛行士スコット・ティングルさんは17日、ブログで「自分がトイレを使用しているときに決まって煙感知器の警報が鳴る」と目下の悩みのタネを告白した。
日本人宇宙飛行士の金井宣茂さんと同時期に長期滞在任務を開始したスコットさん。
6人のクルーは全員が「宇宙の家族」のように仲が良いが、なかでも金井さんとは一緒にチームを組んで作業にあたることが多いので、「バディ(相棒)」と呼びあっている。
いつも朗らかな笑顔でクルーのムードメーカー(Twitterアカウントも@Astro_Maker)のティングルさんは今月17日、米航空宇宙局(NASA)のISS公式ブログで「自分がトイレを使用しているときに、煙感知器が鳴った。すでに3回目だ」と悩みを打ち明け、「自分の行動が迷惑をかけている…maybe I should change my diet?(食生活を改善すべきかもしれない)」と謝罪(?)コメントを発表した。
地上400キロの密閉空間であるISS内には、当然ながら複数の煙感知器が取り付けられていて、それらのメンテナンスや交換も宇宙飛行士自身が行っている。
無重力空間では煙は空気の流れに乗って移動するため、船内のあちこちの空気ダクトの近くに感知器が設置されている。
感知器は光学式で、発生した煙で光が遮られると検知する仕組みだ。
2016年にISSに滞在していた大西卓哉飛行士は、煙感知器のフィルター掃除について、「両足をうまく使って身体を固定させながら、安定した体勢で工具を使わなければならない」と苦労を語っていた。
宇宙では排泄はもちろん、楽器を演奏するときも、フワフワ浮いてしまう自分の身体をコントロールしなければならないのだ。
https://twitter.com/NASA/status/996710453718892546...
【日時】2018年05月18日(金) 15:54
【提供】ハザードラボ