ホーム全国のニュースコロナ禍で認知症悪化は4割 外出自粛などが影響、広島大調査
コロナ禍で認知症悪化は4割 外出自粛などが影響、広島大調査
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新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛など生活の変化で、認知症の人への影響を担当する介護従事者に尋ねたところ、認知機能の低下など症状が悪化していたことが26日、広島大などの調査で分かった。医療・介護施設では39%、在宅介護では38%が認知症の人に「影響が出た」と答えた。
施設入所の人は外出や面会を制限され、妄想やうつ気味の症状が出たり、認知機能の低下が見られたりする人が多かった。在宅の人は体を動かす時間や他者と触れ合う時間が減少し、認知機能や着替えなどの日常生活動作が衰えた。特に認知症の症状が重い人ほど影響が大きかった。