>>972
2016年10月に大阪で風俗嬢のスカウトマンが逮捕されるという事件が発生しました。
この事件では大阪市北区の人材紹介会社「絆」の会長である上田和也容疑者(37)ら男3人が逮捕されました。
この絆グループにはスカウトマン200人が在籍していて、「アジア最大級のスカウトグループ」などと自分たちの事を称していました。
捕まった理由は売春防止法違反容疑などで、実際にこのグループから風俗嬢を紹介してもらっていた「かんなみ新地」の性風俗店の経営者なども逮捕されています。
この絆グループは200人のメンバーを数十人ずつ9つのグループに分けていて、大阪のミナミやキタを中心に女性に風俗店を紹介していました。
さらに、その後この「絆」という会社が属していた「DIXエンタープライズ」という会社の社長も職業安定法違反(有害業務の紹介)で逮捕されました。
この「DIXエンタープライズ」という会社には何とグループ全体で1,000人が所属しており、ホストクラブや風俗店の経営も行っていました。
つまり「絆」が勧誘した女性を、同じ「DIXエンタープライズ」に所属している風俗店で働かせていたようです。
この事件で逮捕された理由は紹介した風俗嬢が、勤務先で売春することを知っていながら仕事の紹介をしたことです。
具体的には売春と判断されているのはソープ店だと思われます。
ソープは建前上、お店が場所を提供してお客さんと風俗嬢が自由恋愛の結果セックスをするということになっています。
そのため、こちらも建前上風俗嬢にたいしてお客さんがお金を渡すことはないということになっています。
御存知の通りお客さんはお店にお金を払っていて、そしてお店から風俗嬢にお給料が渡されるわけですが、それでも実質売春をしているという判断を国がすることもできるのです。