>>277
〔「のりたまふ(宣り給ふ)」の転〕
① 「言う」の尊敬語。おっしゃる。 「親の−・ふことを、ひたぶるに辞いなび申さむ事のいとほしさに/竹取」
② 言ってやります。申し聞かせます。言ってやる相手を低めることにより表現をへりくだったものにし、聞き手に対してかしこまり改まる気持ちを表す言い方。 「いとかしこき仰事に侍るなり。姉なる人に−・ひてむ/源氏 帚木」 〔現代語では「これはまた異なことを−・うものだ」のように、皮肉の気持ちをこめて「言う」の意で用いることがある〕
>>286
〔「のりたまふ(宣り給ふ)」の転〕
① 「言う」の尊敬語。おっしゃる。 「親の−・ふことを、ひたぶるに辞いなび申さむ事のいとほしさに/竹取」
② 言ってやります。申し聞かせます。言ってやる相手を低めることにより表現をへりくだったものにし、聞き手に対してかしこまり改まる気持ちを表す言い方。 「いとかしこき仰事に侍るなり。姉なる人に−・ひてむ/源氏 帚木」 〔現代語では「これはまた異なことを−・うものだ」のように、皮肉の気持ちをこめて「言う」の意で用いることがある〕