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捜査書類「不要だと思った」シュレッダーで裁断し廃棄 警察官4人を書類送検
捜査書類を廃棄したとして、滋賀県警が7月、公用文書毀棄(きき)の疑いで、警察署の刑事課に勤務していた40代の警部ら男性警察官4人を書類送検していたことが20日、県警への取材で分かった。
ほかに書類送検されたのは、部下だった30代の警部補と巡査部長、20代の巡査長。4人の書類送検容疑は、県内で昨年12月に発生した事件の「捜査報告書」と「領置調書」の計7通を、1〜4月、署内でシュレッダーで裁断し廃棄した疑い。
県警監察官室によると、捜査書類は容疑者逮捕後に警部補以下3人が作成し、今年1月、参考資料として大津地検にコピーを提出。7通で誤記や脱字があったため修正して4月に地検に正式に提出したが、地検の担当者にコピーとの違いを指摘され、確認しようとしたところ、破棄が発覚した。3人は「再作成したので元の文書は不要だと思った」などと供述したという。
県警は、警部を本部長注意とするなどし、4人は業務を継続するという。堀池悟監察官室長は「公文書作成の基本を徹底し、再発防止に努める」とした。