⚱️ 海南市雑談

和歌山県海南市発注の工事の設計業務で、業者に便宜を図り現金を受け取ったとして収賄の罪などに問われている市の係長に対する初公判が和歌山地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。

　収賄の罪などに問われているのは、和歌山県有田市に住む海南市都市整備課建築係長、木下知海被告（４６）です。

　起訴状によりますと、木下被告は２０１９年６月からおととしにかけて、市所有の建物の増改築等に関する設計業者の選定に関して、自身が以前働いていた和歌山市の建設設計事務所に仕事を発注する便宜をはかった上、自ら設計書類の作成を繰り返し謝礼として約３９６万円を受け取ったとされています。

　また、別の電気工事業者からも現金１８万５０００円を受け取るなど計４１４万円あまりを他人名義の口座を使い隠したとして、収賄と組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反の罪に問われています。

　２４日の公判で木下被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。