> 傷害致死の罪で起訴されたのは、大阪府門真市の山下翔也被告(27)です。
起訴状によりますと、山下被告は今年6月18日に、橿原市内またはその周辺で交際相手の長女・田川星華ちゃん(当時4)を暴行し、「十二指腸穿孔」のケガをさせて、19日に汎発性腹膜炎により死亡させた罪に問われています。
これまでの捜査で、母親のスマホには山下被告と交際が始まった今年4月以降、顔にアザがある星華ちゃんの写真が複数枚保存されていたほか、星華ちゃんが被告から「目をそがれた」と話していたことなどが明らかとなっています。
また、捜査関係者によりますと、山下被告と星華ちゃんの母親が交際を始めた今年4月以降、星華ちゃんが母親に対し山下被告について「怖い」などと訴え、嫌がる様子を見せていたということです。
警察は山下被告が日常的に暴行を繰り返していたとみて捜査していました。
一方、山下被告は逮捕後、警察の取り調べに対し「全く身に覚えがない」と 容疑を否認していました。
事件前、医療機関から奈良県の子ども家庭相談センターに通報があり県は市に連絡。その後、橿原市は星華ちゃんを見守りが必要な「要支援児童」としながら、虐待と判断していなかったことが分かっています。
こうしたことを受けて奈良県や橿原市は9月に第三者による検証チームを設置し、当時の対応などに問題がなかったかを調査を行っています。