【京都府森林技術センター 小林主任研究員】
「絶望的、枯れている…これ見てください!フラスといって木くずと虫のフンです。この量が多いほど、中にたくさん虫がいるってこと。めちゃくちゃおる…どんだけおったんや…幼虫、死んでるわ、殺虫剤で死んだかも知れない…」
ここは大阪狭山市の桜の名所、狭山池公園。1300本の早咲きの桜が見頃です。市のマスコットキャラクターも桜がモチーフ。ところが…
【京都府森林技術センター 小林主任研究員】
「もう枯れまっせ…温暖化で休眠打破ができなくなって、桜が咲かなくなると…桜の木も弱る、弱り目にたたり目で、被害が広がっているかも…」
公園では枯れている木があちこちに。ほとんどの桜の幹にはネットが張られています。心配して見に来たこの人、木を枯らす害虫などを研究しているスペシャリストの小林さんです。コレクションの中には、栗の木やミカンの木を枯らすカミキリムシも…そして今回、桜の木を枯らしているのがこの虫です、「クビアカツヤカミキリ!」結構大きい!
【京都府森林技術センター 小林主任研究員】
「クビアカツヤカミキリが葉っぱを食べて、弱らすのではなくて、くぼんだところに卵を産みます。その卵がかえった幼虫が木の中の甘皮、木の成長に必要な組織を食べるんです…」
この影響で、大阪狭山市内では毎年200本の桜の木が枯れているということです…
【京都府森林技術センター 小林主任研究員】
「これから先、無茶苦茶にお金をかけて防いでいかないといけない者が来たってこと
[匿名さん]