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和歌山の食肉卸販売会社が牛肉産地偽装し販売 県が是正指示

03月10日　17時54分

和歌山市の食肉卸販売会社が、茨城県産などを混ぜた牛肉を「北海道産」と偽って販売していたとして、県が食品表示法に基づき表示の是正などを指示しました。

指示を受けたのは、和歌山市の食肉卸販売会社「ミートファクトリー」です。
県によりますと、おととし（令和３年）１１月から去年２月にかけて、茨城県産などを混ぜた牛肉およそ２１０キログラムを「北海道産」と偽り、小売業者に販売していたということです。
県の聞き取りに対し、会社は、「北海道産牛肉の欠品を出すと違約金の対象となるため、北海道産ではない牛肉を北海道産と表示して販売した」と偽装を認めているということです。
県は、食品表示法に違反するとして、１０日付けで、今後、同じような表示を行わないよう点検や是正などを指示しました。
一方、近畿農政局も、この会社が事実と異なる個体識別番号を表示して牛肉を販売した「牛トレーサビリティ法」に違反するとして、不適正な表示を行わないよう勧告しました。