🎬 映画

シンゴジラを見て感じたのは　怪獣が出現したときの日本政府の対応をよく描いているなということだ。
震災時の過去のﾃﾚﾋﾞ報道さながらの政府対策室の想定は　人間対　害獣というﾘｱﾘﾃｨがあっていいと思った。
一方で現代の映画としてこの映画に期待していたのは、昭和ゴジラで残念だった　着ぐるみからの脱却と
音響技術（ﾄﾞﾙﾋﾞｰｱﾄﾓｽ、DTS、 Imax収録などの現代技術収録、そして現代センスのSE効果音）だ。
しかし、脱着ぐるみについては、CG化してはいたが、結局ノッシノッシと歩くさま
は昭和ゴジラそのものだったような気がする。音声収録については、この監督の考えとしては、いろんな効果音を盛り込むのではなく、要らない音は入れない、効果音も昔のものでいいというものだったそうだ。　なので音響係の人が効果の音を入れても、その音は要らないといわたそうだ。そしてこの映画　現代の映画にしてはどういうわけか、5.1ch収録はされていないとのこと。信じられない。
（情報ソースは某　雑誌であるが、間違っていたらすみません）　というわけで音から伝わるのは、懐かしさだった。結果ゾクゾクしなかったし、怪獣の鳴き声はｼﾞｭﾗｼｯｸﾊﾟｰｸの方が　ゾクゾクするなあとおもった。バシフィックリムという日本の怪獣映画をリスペクトする監督がつくった洋画の怪獣映画があるが、この映画には私の期待するソースが満載されている。ビジュアルで見せ、音響で聴かせ　怪獣映画の一つのあるべき姿じゃないのだろうかと思う作品だ。ハリウッド版ゴジラも何作かあるが、個人的には、あちらの作品の方が　ゾクゾクした。
一つ日本作品が不利なのは、あちらの映画の軍隊のエキストラが、迷彩服着て小銃かついでるだけで、
超カッケーという点だろうか？　（これは余談だ）
私は、ハリウッド系怪獣映画に一票を入れさせていただく。