👤 オリジナルなりきり

誰もいねぇよな…？(用心深くカーテンを開けていき、室内に誰も居ないことを確認すると警戒を緩めて棚の方へ歩み寄り)
んじゃ予定通り包帯とガーゼ貰っとくかな。あとテープもか。……って、爺さんじゃねぇけど貯め癖付いてきてんのな。(文字通りの物を一つずつ手慣れた動作で袖にしまいガラス戸を閉めた後、自身の行動に苦笑を浮かべて近くの椅子に腰掛けようとし)
まあ爺さんなんざ関係ねぇか。とにかく戦って逃げ回ってりゃーぁああッ!??(座ろうとした木製の椅子、それが誰の仕業が留め具が完全に外されており形作っていただけの椅子に腰掛けた次の瞬間には漫才のごとく部品や木の板を散らばせて床に尻餅をつき)
ぐ…畜生。誰か知らねぇけどやりやってくれるじゃねぇか…。(そのままの体勢、やけに落ち着いた口調で、しかしながら低い声と共に己の不覚さに小さな息をこぼし)

[保健室]

※では、置きレス進行です。

ごろすけ、ほっほ。ごろすけ、ほっほ。……ん。(真っ赤なパーカーのフードを被り、赤市松のオールスターのゴム底で手入れが放棄されて久しい廊下の床を叩くひょろ長い男。片手にアウトドア用のランタンをぶら下げ、足並みに合わせて呟く言葉はしかし何らかの音律を刻む訳でもなく。保健室の前に差し掛かったところ、室内より聞こえる何かが落下するような物音と何者かの声に足を止め、下唇左端に三つ、安全ピンの収まるピアスホールから漏れる唾液をパーカーの袖で拭いつつ、保健室の扉へと長めの前髪に中程まで隠された眠たげな瞳を向け。開けるべきか否か、迷うこともなく扉に空く手を掛けおもむろに開けては室内を覗き込み、床に尻餅をつく相手と目が合うか)
どうも、お邪魔して良いですかっていうかします。お邪魔します。(明かりの灯るたランタンを胸下あたりまで掲げて感情の色の薄い声と顔とで軽く頭を下げ、保健室に踏み込んでは後ろ手に扉を閉める)

[廊下→保健室]

※置きレスにて、暫しお付き合いお願いします。

くっそ…痛ぇ。もし目の前で誰かが笑ってた日にゃ鬼になれる気がするぞ。(そのままの体勢で一言、それを終えて立ち上がろうと床へ両手を着けたと同時に扉が開かれ、来客者と目が合った後に両腕へ力を加えて)
ああでも入るのはちょっと待っ…ーってオイ。それじゃあ聞く意味ねぇだろ！っと！(立ち上がった時には既に扉が閉まっており間髪入れず突っ込みを口にすると、突然ベッドの方へ大きくバック宙返りを行いその過程で右手をベッドの手すりへ掴ませて補助し、そのままシーツの上へ着地すると今更ながら雪駄を脱いで胡座をかき)
まあ細かいことは無しだ。…怪我でもしたのか？つかそのランタンは何だ、地味に怖ぇぞ。(ようやく相手を上から下まで見ると一つ大きく気になったのか、手に持つランタンへ右手の人差し指をさして小首を傾げ)

[保健室]

※お手柔らかにお願いします+

入っては、(いけませんでしたか、と今更ながらの問いに口を開ききるより前、軽い身のこなしで床からベッドへ移る相手の動作を目で追いきれずに見失い。緩慢に眼球を動かし一度見当違いな方向を捜してから漸く寝台に胡座をかく相手を見付け、いくらか驚くも表情として表れるのは元々開き気味の口がもういくらか開くのみとあれば相手には伝わるまい)
怪我はしてませんが、恐らく。ランタンは暗いところを明るくする為の道具です。武器です。(ともあれ聞かれたことには答えなければなるまいと、改めて己が身を見回してから一つ目の問いに答え。二つ目の問いには胸のランタンを更に持ち上げ顎の高さ、顔の間近の明かりに半目を糸のように細めつつ。良く良く注意して見れば、通常の使用法では付かないような傷や凹みが見られるだろう。ふと、思い出したように再三口を開き)
ゴロスケです、アダ名です、本名は——…………、ああ、そうだ。バフ〇リンありますか。

〜糸冬〜

…初対面だから奮発して結構でけぇアクションとったつもりなんだけどな…。こんな所いれば見慣れてっか。(やはり驚く顔を想像していたのか、相手の反応が予想とは違い軽く腕組みをすると片目を瞑り)
そか。まあ、なんつーか掴み所がないのか突っ込み所が満載なのか分からねぇけど、アレだ、それが明かりを灯す道具だってことくらい流石の俺でも知ってらぁ！
…その傷とかも武器に使ってて付いたのかよ？それで殴られりゃ痛いだろーな。(相手の返答に納得したかと思いきや両目を瞑って数回頷いた後に一部分だけ、口だけなチンピラのごとく舌巻き口調で言い)
俺はこうすけ。狩られる側の社鴻介っつーんだ。こっちは本名だがお前さんとちょいと似てんのな。
……バファ…？ああ。半分は優しさでとか言う薬なら多分そこに入ってんじゃねぇかな。さっき見たような気がしなくもない。(腕組みを解いた後に思考を働かせ、先程ガーゼ等を拝借した木の外装とガラス張りになった大きな棚を指差して)

[保健室]

見慣れてはいないと思います、おれは馬 鹿なので、すみません。暗いのは怖いですから。明るくする為の道具ですが、電子レンジに入れると家が燃えます。……さあ、おれは殴られるのは平気なので。(言葉端から相手の期待外れを汲んでは素直に頭を下げ、再度袖で濡れる口元を拭い、持ち込みたランタンを軽く揺すり部品と部品とがかち合う音を鳴らしてはまた下ろし。撫で肩と猫背により元々長いものが更に長く見える両腕垂らして相手へと歩みを進め、適当に距離を取った位置で立ち止まり)
ゴロスケと、コウスケ。似てますね。おれも狩られる側ですよ、狩る側を見付けたら殴れと言われました。攻撃は最大の攻撃だそうです。
……では、いただきます。(寝台に座す相手を見下ろし頷き一つ、感情のない淡々とした口調で大いにズレたことを宣い、それから相手が指差す棚を振り向いては真っ直ぐにそちらへ向かう。ランタンを床、両の足間に置いて硝子戸を開けると薄暗い中で薬品の物色を始め)

[保健室]

やっぱお前さん掴み所ねぇな。…でも平気って、殴られるのに慣れてんのはいただけない。もし理不尽な暴力なら俺に言え、そいつぶっ飛ばしてやる。(返ってくる素直な言葉に対抗する口が思い当たらず苦笑を浮かべるが、最後の言葉には僅かに眉間へ皺を寄せてどことなく真顔で)
って、おいおい。誰に言われたのかは知らねぇけど、少し長ぇお喋りくらいしてやろうぜ。いくら敵だからって出会い頭いきなり殴られたんじゃあ笑えねぇ。あと攻撃は最大の防御の気がすんぞ。…と。(問答無用な攻撃を促す発言に目を丸くして左手を左右に小さく振って抗議し、それを終えると棚へ向かう相手を見て何かに気付いたのか袖の中を探りだし)
暗いと見えづらいだろ。電球も新しいのに替えねぇとな。(未だベッドから動かないが、袖から取り出したペンライトの光を棚の方へ照らして)

[保健室]

はあ。そう言われたのは初めてだと思います。……おれは難しいことは解りませんが、殴っても良いやつなら殴り返すので平気です。(薬棚に並ぶ瓶や箱を逐一取り上げ確認してまた元の位置に戻す、ということを繰り返して目当ての箱を探し。声を掛けられては手を止めて相手を振り向き、真顔で告げられる誠意に口を開いたまま少しの沈黙を挟んだ後、気があるのかないのか淡々と言葉を返し)
………………、では、今度からは殴ってから少し長いお喋りをすることにします。でも防御だけじゃ勝てないので、おれはやはり攻撃は攻撃だと思います。……どうも。(続く抗議には相手を向いたまま微動だにせず長々と考え込み、やがて斜め上の結論に達しては一人納得して一度二度頷き。薬棚の物色を再開させて間もなく、俄かに明るくなる手元に目を細め左右へ視線を振りその光源が相手にあると気付いては短い礼を一つ。ペンライトに手伝われ漸く目当ての白と紺の箱を発見し、慣れた手つきで封を切る、人差し指中指薬指とごつごつとした指輪の嵌まる右手に小指はなく)

[保健室]

そか。仕返ししてんのなら少しはマシかね。まあなんつーか、何かあったらいつでも相談に乗るからな。(殴り返すとの言葉を耳にして少なくとも一方的なものでないと知ると、それ以上の探りを入れようとはせず自分はペンライトの光が差す位置のブレがないよう配慮し)
はは、結局は殴るのかよ。まあ確かに守ってばっかじゃ埓があかねぇよな。いきなりじゃねぇけど俺もやっぱ攻撃重視だ…ぞ……。(相手が目当ての物を見付けたのに気づくと次にペンライトで手元を照らすもそれより早く箱を開いており、その過程で相手の右手をペンライトで照らしてしまい)
ちょ、ちょっと待て、なんだそりゃ。お前さんそれ怪我してんじゃねぇのか！？(ギョッと擬視するや否や正確には目にとらえられなかったのか、怪我と判断したと同時にベッドの手すりへ身を乗り出して声をあげ)

[保健室]

仕返し、というか……、…………。でも人に迷惑をかけるなと言われているので、……迷惑にならないように相談することにします。(言葉半ばで切っては身動き全てを止めて暫しの黙考、しかし続きが出ることはなくはたと首を傾けるばかり。ペンライトが照らす中で相手の気遣いに頷き一つ返し、封を開けた箱を逆さに振っては中から包装シートが二枚、軽い音と共に薬棚の上に滑り落ち)
それに、おれは守るのは上手くありませんので。下手です。殴る方が簡単です。……？怪我？怪我は、していないと、思ったのですが、思います。多分。してますか？(そのままの姿勢で言葉を返し終えてから、空箱を丁寧に元の位置に戻そうとしては突然の剣幕に動作を止めて相手を振り返り。その原因が己が右手にあるなどとはいざ知らず、腕やら体やら背中やら、自身の体を見回して相手の言う“怪我”のありかを探し。当然見付けることはできず淡泊な表情で相手を少しく眺めては視線を手元に戻し、空箱を元のように棚へと並べなおし)

[保健室]

迷惑ねぇ。なんつーかソレ、親が子を何処かに送ってそこでは行儀良くしなさい、迷惑掛けないようにしなさいって言い聞かせてるみてぇだな。
もちろん謙虚さや自制心は大事だけどよ、相談する勇気も相手にかかる迷惑も最終的にゃ度返しだと思うぜ。まあ無理は禁物だからな。(いざそういう時に相談…するだろうか？と言いたげに苦い表情を表にした後、揺さぶりのつもりなのか半ば下手な芝居じみた呟きを口にし)
怪我って、手ぇだよ。その右手の小指、かね？今さっき俺にゃその小指が見当たらなかったんだが。(相手の様子から嘘をついているようにも見えず、とりあえず再びペンライトで手元を照らす最中、少なくともこの位置からは出血が見当たらなかったため先程よりは落ち着いた口調で問い掛け)
……まあしつこい男は嫌われるって言うし、あんまとやかく言わねぇ方がいいかね？(片手はペンライト、もう片腕で器用に手すりへ頬杖をつき、やや間を置いてから小首を傾げ)

[保健室]

親ではなくて義兄です。行儀良くは言われていませんが、人に迷惑をかけるなと、あと信号が赤いときは渡るなと、黄色いときは急いで渡れ、……とか、言われています。……はあ。では、相談するときは無理をしないようにします。(相手の言へ訂正を加え、義兄からの言い付けを右手人差し指から指折り数えるも数える四つ目がなければそれ以上のことは出ず。それから苦いものを混じえ語る口をじっと見詰め、諭すような話しぶりに聴き入るが溜息に似た相槌、理解しているのかいないのか多分理解していない)
手？右手の——、ああ。これは“オトシモノ”です。ん？“オトシダマ”？……とりあえずなんかつけました。おれは別に嫌うとは言っていませんが。(手と言われ先ず左手を見た後に、右手と言われて右手を見て、それから今思い出したかのように一つ頷く。件の右手、赤いパーカーの袖で、ピアスを着けた口元を拭っては支離滅裂な答えを返し。手元の包装シートを取り上げて、片手で押し出す錠剤をもう片方の手に受けそのまま口へ。ラムネ菓子でも食べるように音を立てて奥歯で噛み砕き)

[保健室]

なんつー兄貴だよそれ。小さい子じゃねぇんだからもうちと気の利いた注意をだな……あ、ああ。なんつーか…ストレートに勢い良くかつ相手を選んで慎重に相談しようって感じかね。(右手の指を折って数える相手の発言に苦笑、そして最後に耳へ入った言葉には脱力するかの様なげんなりとした表情を浮かべて額に左手を当て)
…そうか。良いもん拾ったんだなぁ。あとお年玉は正月に子供が貰う現代で金とか昔で言う小餅のことだな。(右腕を手すりへ左手で額を覆った体勢のままだったが徐々に姿勢と声調が落ちていき、やや元気のなくなったオーラが数秒漂うも次の瞬間には耳を疑い)
って！…おいおい…。(どうやら水なしで飲む以前に薬を噛んでいる事に気付くと顔を上げ目を丸くし数秒間固った後、眉間を左の人差し指と親指で摘まむようにしながら突っ込みをするべきか悩んだ末に敢えて口にしないでいようと判断し、ペンライトと左腰に差した刀を二本ともベッドへ置くと床へ降りて)
ああ、そういやこっちにまだ大丈夫そうな飲みもん置いてあったな。薬飲んだばっかだから茶ぁとか珈琲は駄目だから…そうだな、オレンジジュースとかコーラいるか？つかとりあえず何か飲もうぜ？(自身の評価でも下手としか言い様のない芝居じみた言動ながら、めげることなく数歩進んで隅の机に置いてあるビニール袋に入った缶ジュースを二本ほど取り出して相手に見えるよう自分の胸辺りの位置まで上げ)

[保健室]

たまに間違えて怒られます。ストレートに勢い良く……、すみません。おれは馬 鹿なので、難しいことは解りません。なので、解らなかったのだと思います。すみません。(口内に残る粉っぽい感触と共に錠剤を嚥下しては苦笑に対し至って真面目な表情、というより無表情を向け。二錠目を掌に落とし、相手のレクチャーを復唱しようとして何処となく疲れた様子に気付き、間もなくそれが己の発言に由来するものだと思い至っては表情薄く相手を眺めること少し、淡と謝罪を述べ視線を手元に引き。沈没オーラもそこそこに相手が硬直している数秒の間にも、その声に横目を向けつつ白いタブレットを口へと放り込み、やはり噛み砕いて飲み下す)
……？……はあ。では、ジュースを貰えますか？貰います。(唐突に聞こえる物言いに首を傾けながら警戒することもなく。既に包装シートを一枚握り込んだ掌で薬棚の上のもう一枚を掴み取っては二枚纏めて乱雑にパーカーのポケットへ、足元のランタンを持ち上げ相手へと歩みを寄せ)

[保健室]

……そーだな…まあなんつーか簡単に言うと直感だな。相談ってのは自分で解決出来ない時にするもんだ。つか自分で馬鹿って言わねぇほうが良いぞ、もっと自信持ちな？(再度額へ左手を当てて暫し目を瞑った後に自身の発言を整理して簡潔に言い直し、相手の飲むか否かの返事を確認すると右手に持った二本の缶ジュースを差し出して)
おう、飲め飲め。まだまだあるから何本でも持ってけ。誰かのでも別に後で買い直しゃいいしな。(笑みを浮かべながらやや強引な発言を口にするも、実際は後から買い直すかどうかは別として取り繕いの言葉も付け加え)

[保健室]

直感、ですか。……少し解ったように思います。解らないことをコウスケに聞くのは相談ですか？……はあ。いつも馬鹿だと言われてるので。おれは言わない方が良いですか。(真摯にも改めて整理された説明を耳に黙考を挟むこと暫し、一つ頷いては相手を見据えて首を傾け質問を向け。差し出された二本のジュースのうちの一つ、鮮やかな橙色が目立つ缶をランタン持たぬ手に受け取り、明かりを机に置いてはタブを起こし軽い音と共に飲み口を開け)
いただきます。何本も、は、いただきませんが、いただきます。(頷くばかりの礼を送っては未だ冷たさの残るジュースを一口、喉に通し。緩慢な動作で机の下に納められた木製の椅子を引き出しては腰を降ろし、しかし何処ぞの策士により留め具の外された椅子は体重を掛けた直後にばらこんと分解して尻から床へ、何が起きたのか理解する間もなく仰向けにひっくり返りついでに手にしたオレンジジュースを顔に被り)
…………あー。

おう、力になれるかは別として解らねぇことがあったら俺がいつでも相談に乗るからな。
あと自分で馬鹿って言うのは無意識でも自分を傷付けてるようなもんだ。誰に何言われてもお前さんが馬鹿じゃねぇってこと、俺が保証してやる。(右手に残ったコーラは背後に振り返って袋の中へ、再度袋の中を探り自分が飲むであろうお茶を一本取り出し、空いている左手の親指で自分の胸元を差して自信げに笑みを浮かべ)
んじゃ俺も戴きますか。(次に空いた手でプルタブに指を掛けて飲み口を開けるととりあえず一口)
まだちょっと冷えてんのな。ん？……………あﾞ。(椅子が四散する等の大きな音が室内へ響き何が起こったのか理解出来ない様子、固まって暫し目を丸くしていたがようやく一言口を開き、ふと我に返ったと同時に部屋を見渡して)
怪我とかねぇか？安心しろ、俺もさっき同じ目に遭ったから。(眼鏡ながら暗室でも目は利くのか近くに置いてあったちり紙の箱を手に取ると、相手の横へ歩み寄り両膝を曲げ屈んだ姿勢で箱を差し出して)

[保健室]

(オレンジジュースの甘酸っぱい香の散る中、たっぷり数秒か十数秒かの間、目いっぱいに映る天井を眺め。漸くして己が身に起きた自体を理解したのか否か、こちらに近付いてくる相手を横目に未だ首元にジュースを滴らせ続ける缶をのろのろと擡げて床に立て)
……はあ。おれが傷付くのですか。特に怪我をしたような気はしないのですが、どこが傷付くのですか？(ふと思い出したように視界が転がる直前に覚えた疑問を口にしては、片膝を立て片肘を床に身を起こし、起き上がり様にパーカーのフードが外れる。ややあって両の掌底で押し込むように、濡れて顔に張り付いた髪の間、酸味の滲み入る両目許を拭い)
怪我、は、していません。多分。びっくりしましたが、安心することにします。コウスケもびっくりしましたか？……どうも。(目を閉じたままパーカーの袖刳り辺りで顔から垂れる雫を拭いてから、半目を開き差し出されたティッシュに気付くや箱上部でひらつくそれを摘んで一枚引き出し、鼻に入ったジュースを出そうと鼻をかみ)

[保健室]

こりゃ後でシャワー浴びに行った方が良いかもな。(中身が零れ続ける缶に気付くのが遅れ相手がそれを床へ立てた後、自分も飲んでいた缶をひとまず床へ置くとちり紙を数枚引き出して床へ溜まりを作るオレンジジュースを大まかに拭き取りながら相手の様子に口を開き)
傷付くのは心だよ。言葉ってのはある意味、暴力に勝るからな。…身体を鍛えても心に隙がありゃ無意識にでも言葉で傷付いちまう。逆もあるかもな。(間を見てちり紙の箱の角で胸元をトントンと軽く叩いて)
そりゃ不意討ちだから俺もびっくりしたさ。まあ木が刺さったり怪我しなかっただけマシか。
あー、タオルかハンカチでもありゃ良いんだけどな…。とりあえず紙はここに置いとくから多分好きに使ってくれ。(袖の中を探ってビニール等の音を立てるがそう都合よく布は出てこず、ちり紙の箱を相手の側に置くと立ち上がって背を向け部屋の棚を探り始め)

[保健室]

そうします。ジュースはぺたぺたになるので嫌です。嫌でした。(丸めたちり紙を中身の少なくなった缶の隣に置きながら既に経験有りとばかりに頷き返し。濡れた顔を拭くのもそこそこ、両膝立てて大腿の間から己が身の下の椅子の残骸をまじまじと眺め、膝下に片手潜らせ意味もなく指先で転がし。諭すように聞こえる言葉運びに相手を見上げ、続いて視線はティッシュボックスの角が指す胸元へ)
……心、ですか。言葉で怪我をしたことはないように思いますが、心を鍛えれば誰にも負けませんか？どうしたら心を鍛えられますか？(相手の実直さが窺える回答に二度三度と質問を重ね、こちらへと向く背を見送っては床に手をつき両膝伸ばし、持ち上げた身を残骸から退かせ。自身の為に拭く物を探しに行った相手を尻目、所謂体育座りのような姿勢にて、両の脚間に散らばる木片の片付けなぞ始め)
びっくりしましたか。でも大丈夫です、おれもびっくりしましたので。……はあ、どうも。(片付けといっても座ったまま、散らかった破片を拾っては一所に投げやるばかり。相手に倣って励ましのような言葉を投げかけては続く気遣いに反応薄く頭を下げ)

[保健室]

はは、ジュースは嫌いにならないでやってくれよ。ジュースにゃ責任はねぇからな。(相手が口にする最後の言葉で過去にも似たような事があったと気付くと苦笑を浮かべ)
じゃあお前さんは心も強ぇと思うぜ。現に馬鹿とかそう言った言葉にも負けず生きてんだからな。
…まあ人の心は複雑だから、身体と違って心は鍛えたとしても完璧に傷付かなくなるわけじゃねぇ。でも、やっぱり鍛えた方が強くなるのも事実だ。俺の知ってる心の鍛え方、っても精神統一が主だから座禅とか難しい本読んだりじゃねぇかな？他にはいっそのこと武術を習うとか……暴言の詰まったテープレコーダー聴くとか。(幾つかの例を挙げていくが次第に、元より初めから良い例えが思い浮かばずやや曖昧な口調で、一度途切れた後の言葉は冗談混じりに言い)
んー、でも悪ぃ。ガーゼとか三角巾ならあるがタオルはないみてぇだ。…三角巾使うか？(壁際の棚や引き出しをいくつか見ていくが思っていた物は見当たらず、とりあえず使えそうだと個人的な判断に至らせた小さく折り畳まれた白い三角巾を手に問い掛け)

[保健室]

では、コウスケに免じて嫌いになるのはやめにします。……はあ。…………いや、おれは強くはないと思います。たまに負けます。精神統一は知ってますが、難しい本は解りません。多分。武術は義兄に教わりました。テープレコーダーは聴いたことがないので、今度試してみます。……ありがとうございます。心は難しいものだそうですが、コウスケは心にも詳しいんですね。尊敬します。(ジュース擁護には素直に頷き、傍から見れば遊んでいるようにも見えるか、そう部品の多くない木っ端を積む手を止め考えること暫し。一度首を横に振ってから曖昧な口調であれ提案の一つ一つに右手三本指を折りながら、冗談にすらも言葉を返していき。終いには本気か否か窺わせぬ覇気のない目を相手に向け、礼と共に称賛を付け加え)
では、お借りします。が、多分、シャワーの方が良いと思います。あっちの方にあった気がするので、コウスケも行きますか？(相手が手にした白布に目を遣り一応頷きはするものの、早くも乾いてべとつき始めた長い前髪を指先で少しく引っ張ってはその指を相手へと、体育館やプール、ひいては更衣室のある方へと向け。傍らに置いたジュースと丸めたテイッシュを拾っては体重を前屈みに、いくらかふらつきつつ立ち上がり)

[保健室]

人ってのは負けて成長する部分もある。だから負けたりするのは悪いことじゃねぇさ。俺だって未だに口や剣術で手も足も出ねぇ爺さんがいるしな。(三角巾を手に相手の方へ振り返りながら返事をした後、冗談だった部分を慌てて取り繕おうとするが上手い言葉が出てこない上にタイミングを逃してただ数回口を開閉するだけで)
え？いやいや。こっちこそありがとな。あくまで俺の考え方だから間違ってるとこもある、色々な奴の意見を参考にするといいぜ。俺もお前さんを尊敬するさ、やっぱ十人十色だしな。(ありがとうと言う言葉を聞き慣れていないのか一瞬だけピタリと分かりやすく硬直して目を丸くするが、すぐに誤魔化し笑いにも似た満更でもない苦笑を浮かべながら三角巾を相手に差し出して)
あー、悪ぃ。何かふらついてるし心配だから付き添いてぇのは山々なんだけどな…。俺はちょっと野暮用が出来たんで席外すわ。(相手の指差す方向に納得して小さく頷くが、すぐ申し訳なさげな表情をしながら自分の顔の前で空いている片手を縦にし)

[保健室]

※ひとまずこの辺りで一区切りします？
次のレスで一応落ちようかと思いますが、こんな駄文な奴で良ければまたの機会もお相手願えると嬉しいです。

でもおれが負けると迷惑する人がいるので、やっぱりおれは負けてはいけないように思います。コウスケならその人にも勝てます。……多分、そのうち。(相手の焦躁など知る由もなく、相手へと向けた真剣な視線。しかしそれも逸らして手元の缶へ、清々一口かそこらしか残らぬ中身を飲み干し。妙に確信めいた断言も一拍置いての推量により曖昧に溶ける。机に近寄り、その傍らに置かれたゴミ箱へ空き缶とちり紙を落とし)
どういたし、まして？色々な奴ですか。解りました、聞いてみます。……おれを尊敬するなんてコウスケは変わっていますね。(感謝を告げた筈の相手から戻る同じ言葉に挨拶返すも疑問に語尾と共に首が傾き。次ぐ言葉に表情薄いながら眉尻下ろし、いくらか困ったように相手を見遣るも差し出された三角巾に気付いては表情はふつと消え、両手で受け取り)
そうですか、では、一人で行ってきます。行きます。野暮用、頑張ってください。それでは。(畳まれた三角巾を広げて眺めること少し、前髪を挟み込むように残る水気を拭ってみるも三角巾かつ乾き始めとあれば用には足りず、強いて言えば前髪に妙な癖が付いた程度。とはいえ気にすることもなく、先客の入るパーカーのポケットに三角巾を押し込んでは机の上のランタンを取り上げ、野暮用が何かは知らずとも応援に加え礼を一つ。ランタン揺らして鳴らしつつ、保健室を後に↓)

[保健室→廊下]

※こちらもそろそろかと思っていましたので、先落ちとさせて頂きます。遅レス乱文に長らくのお付き合いありがとうございました。こちらこそ、また機会がありましたら是非ともお相手をよろしくお願い致します(深礼

〜糸冬〜

いちいち文章ナゲエよ

#27
上級者だからな。雑魚と一緒にするな

↑変態の上級者なんて自慢にならんぞ(笑)

どこが変態なのかしっかり話さないと説得力なさすぎ。ほんと頭悪いな…

ふむ…(幾つも並んだ薄手のｺｰﾄを前に、腕組みをして短く唸り)
そろそろ…衣更えかと思ったが…。
いつもながら…これだけ並ぶと悩む…な。(目を閉じ、僅かに眉間に皺を刻みつつ首を左に傾け)

[被服室]

………薄手より厚手か？(同じﾎﾟｰｽﾞのまま、長い時間彫像のように動かずにいたがそのうち寒気を感じて身を震わせ)
…まだ暫く寒い…か。(寒気を伝える窓から外へと視線を移し、片方の肩を竦め)

[被服室]

……(外に向けていた視線を服に戻すがもはや選択する気は失せ、小さく左右に首を振り首元の凝りを解す)
…ん、やはり…またの機会でいいか。(改めて見た複数並んだｺｰﾄに更に意気を落とし諦観気味な呟きを漏らすと、踵を返し部屋の扉を開閉して廊下に出)
…気分転換…散歩…行くか。(若干肩を落としつつ緩やかな歩調で何処へともなく歩いていく)

[被服室→？↓]

んあ…？(ふとベッドから聞こえるくぐもった声、ぶっき乱暴に被せられたシーツの中から両腕を伸ばして背伸びらしき行動をした後に上半身を起こして)
やべ…何寝ちまってんだ。ゴロスケも居なくなって………ーんなッ！？(左手で前髪をかき上げながら袖から携帯を取り出して硬直、一瞬だけ目を見開いて飛び上がるも次の瞬間には慌てた表情もなく代わりにやや青ざめた顔をしながら静かに携帯を閉じて)
……一回帰らねぇとな。爺さんにシバかれるわ。(左手を腰へやり二本の刀を確認すると保健室を後にする)

[保健室→？]

※ちょっと大人げなかったと後悔の末、今更ながら…。
改めさせていただけると幸いです。