NHK 01月21日 17時12分
バスケットボールBリーグ1部、B1の島根スサノオマジックの鈴木裕紀ヘッドコーチが、チームスタッフや選手に対しパワーハラスメントを行っていたとして、Bリーグは、ヘッドコーチを2か月間、公式試合に関わるすべての職務を停止するなどとした制裁処分を発表しました。
Bリーグによりますと、鈴木ヘッドコーチは、去年7月と8月に、▼チームスタッフに対し海水浴場で泳ぐことを強要したほか、▼2日にわたり同じスタッフにシュートの勝負を持ちかけました。
その際、一方的に食事代をかけさせ、シュートを外すと選手の前で侮辱したほか、2日とも食事代を払わせたうえで、残した食事を完食することなどを強要したということです。
また、▼選手に対し解雇をほのめかすような発言をするなど、精神的な苦痛を与えたとしています。
去年8月ごろ、Bリーグに対し、鈴木ヘッドコーチの指導方法に問題があるのではないかという内容の連絡があったことから、クラブに調査を依頼し、事実が認定されたということです。
Bリーグは、ヘッドコーチのこれらの行為はパワーハラスメントにあたると判断し、「バスケットボール界全体の価値をおとしめるものである」などとして、鈴木ヘッドコーチに対し、20日から2か月間、公式試合に関わる全職務を停止するとした制裁処分を発表しました。
また、堀健太郎ゼネラルマネージャーをけん責および制裁金10万円、島根スサノオマジックに制裁金30万円などとする制裁処分もあわせて発表しました。