山梨
女子柔道部監督に資格停止処分
2019年10月01日 16時37分
富士吉田市にある私立の富士学苑高校の女子柔道部の監督が、上級生が練習中に下級生に危険な行為を行っていたにもかかわらず防げなかったとして、全日本柔道連盟から資格登録の6か月間の停止処分を受けていたことがわかりました。
処分を受けたのは、富士学苑高校女子柔道部の矢嵜雄大監督です。
全日本柔道連盟や高校などによりますと、ことし2月、当時1年生の部員の保護者から「練習中に2年生の部員から殴られたり蹴られたりされているものの、矢嵜監督が黙認している」などと通報がありました。
連盟が被害者側や学校などを対象に調査を行った結果、矢嵜監督が、上級生の行為を知りうる立場にありながらも防げなかったことが認定されたということで、連盟は先月24日付けで矢嵜監督を資格登録の6か月間の停止処分にしたということです。
学校は処分について「暴行はなく、処分は事実に基づかないものだ」としたうえで「連盟による調査の過程や内容は到底納得できるものではない。今後、日本スポーツ仲裁機構や裁判所へ処分の無効を求める手続きを検討していく」としています。
富士学苑高校の女子柔道部は、ことしの全国高校選手権と金鷲旗高校大会、それに、全国高校総体でいずれも団体で優勝し、女子としては史上2校目の3冠を達成した柔道の強豪校です。
富士学苑高校 女子柔道部 矢嵜雄大 監督 山梨県