棚田はリハビリの期間について、「走りの期間が凄く長くてメンタル的にも凄い辛かった」と振り返る。それでも、目標とする舞台に立ち、攻撃力やハードワークする力を発揮。4得点については「守備が頑張ってくれて最後自分に繋げてくれるのがあるので、みんなのお陰」と謙遜していたが、その動きの量や技術力がチャンスを生み出していることも確かだ。
2歳上の兄、FW棚田颯(広島ユース、3年)は2年前の国体で準優勝。棚田は兄が当時記録した1得点を上回る得点数を叩き出している。「兄は準優勝していて、自分は絶対にその結果を抜かしたかったし、兄の得点を抜かしたかった。(決勝は)自分がFWを引っ張っていって自分の点で勝てるようにしたい」と棚田。長期離脱から復活を遂げた背番号7は、決勝で再びゴールを決めて、チームの結果でも兄を超える。
[匿名さん]
「最後まで諦めずに、身体を張って守れました」。GK大畑神唯、静岡県救う“神セーブ”
10/5(土) 7:44配信ゲキサカ
「最後まで諦めずに、身体を張って守れました」。GK大畑神唯、静岡県救う“神セーブ”
好セーブで静岡県を救ったGK大畑神唯(JFAアカデミー福島U-18)。(写真協力=高校サッカー年鑑)(Koki NAGAHAMA/GEKISAKA)
[10.3 国体少年男子決勝 静岡県 1-0 広島県 カシマ]
“神セーブ”で静岡県を救った。広島県は前半5分、左サイドからのラストパスに走り込んだFW菅野翔斗(広島ユース2年)がかかとでコースを変える。意表を突く形のシュートがゴール方向へ向かったが、懸命に手を伸ばしたGK大畑神唯(JFAアカデミー福島U-18、1年)が指先でボールをはたいてゴールからかき出す。
大畑は「あれは身体が動いたというか、最後まで諦めずに身体を張って守れました。(触ったのは)指先です。手には触れられて外に出せた」。守護神の執念のセーブが相手の先制機と試合の流れが傾くことを阻んだ。
大畑は後半にも菅野の決定的なヘッドを横っ飛びでストップ。押し込まれる展開の中でゴールを守り抜き、決勝戦を無失点で終えた。「無失点に僕は一番こだわっている」という守護神が全国決勝で目標を達成。佐賀県との初戦でPKを止めたほか、毎試合安定したプレーを見せるなど、静岡県のゴールを守り続けた大畑は、静岡県復活の立て役者となった。
夢は世界一のGKになることだ。大畑は今後へ向けて「この全国制覇というのはまだ通過点なので、チームに戻って仲間に色々と刺激を与えたりして、またチームで全国制覇できるようにまた明日からトレーニングしていきたい。世界一のGKになることが夢です。日々のトレーニングを全力でやることが一番大切だと思うので、気を抜かずにやっていきたいと思います」と宣言。一つ一つ課題を改善して夢の実現を目指す。
[匿名さん]