アマチュアボクシング 東京五輪に向けてプロ選手も参加で激戦の代表争いへ
木村悠 | 元ボクシング世界チャンピオン
9/21(土) 8:00
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世界選手権で成松大介選手 写真提供全て 日本ボクシング連盟
東京五輪まであと一年を切った。今年の6月に五輪種目として正式決定となったアマチュアボクシングだが、今回からプロ選手も参加可能となった。
出場選手は引退している選手に限られており、予選大会には元世界王者も出場している。
東京五輪に向けて、日本ボクシング連盟の菊池浩吉副会長、広報戦略委員長の井崎洋志氏に話を聞いた。
全日本選手権が登竜門
ーーー今回から東京五輪でボクシングのプロ選手が参加しますが、その影響は何かありますか?
菊池:特にありません。日本でオリンピックに出ようと思ったら全日本選手権を制するしかないです。挑戦する選手を応援していきたいです。
ーーー元世界王者の高山勝成選手(36=主要四団体で世界王者)や元自衛隊の佐藤幸治選手(38=元OPBF東洋太平洋ミドル級王者)などが出ていますね。
(高山選手は、ブロック予選敗退。佐藤選手は本戦出場)
他にも何人か出ているのでしょうか?
菊池:キックボクシングの世界チャンピオンの松田玲奈選手がいますね。
ーーー今のところはその3名だけですか?
井崎:そうですね。元ロンドンオリンピック代表の鈴木康弘選手(31)も出ています。
ーーー北海道で出ていましたね。
井崎:強かったです。全然ブランクを感じませんでした。
ーーー彼はオリンピックにも出ていますからね。何級で出ているのですか?
菊池:ウェルター級です。
ーーーでは今度の全日本選手権は、かなり激戦になりそうですね。
菊池:はい。新旧の選手が交わって、話題性には富んでいると思います。
ーーー全日本選手権のメンバーが決まるのはいつ頃になりますか?
菊池:各県で予選が終わってブロックの予選をしていますので、9月の頭には全部出そろう感じですね。
そこから上がってきて11月の試合です。