カンボジア7人不法就労助長容疑 逮捕の女3人から覚醒剤反応 暴力団関与の組織売春か?
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2017年2月8日 10時30分
産経新聞
現場となった店舗名医不詳の風俗店=群馬県渋川市伊香保町
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就労資格のないカンボジア国籍の女性7人に対する不法就労助長事件で、入管難民法違反(助長)容疑で逮捕されたチョンタパー・チュダーポン容疑者(44)らタイ国籍の女3人から覚醒剤の陽性反応が出ていたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。
また、カンボジア現地紙によると、事件に関連し人身取引の疑いで現地ブローカー役の日本人の男ら3人がプノンペン市内で逮捕されており、事件は暴力団関係者が関与した組織売春の疑いが高まった。
覚醒剤反応が検出されたタイ人の女2人は、いずれもチュダーポン容疑者が経営し、売春を強要したとされる群馬県沼田市東倉内の飲食店「GOLD」の従業員とみられる。捜査関係者によると、この店の実質的経営者は、沼田市を拠点にした広域暴力団組員で、チュダーポン容疑者と一時交際していたという。
女2人は6日付で、同法違反と覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴された。
チュダーポン容疑者と同時に逮捕された渡辺久雄容疑者(44)が経営する渋川市伊香保の風俗店周辺でも、車で客を送迎する組関係者が目撃されていたほか、タイ人やカンボジア人の女性が沼田の店と行き来していたこともわかっている。
群馬県警は事件に関与したとみられる広域暴力団と覚醒剤との関連についても、調べを進めている。
[匿名さん]
外国人女性不法就労助長 指示役の松葉会系組長逮捕
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就労資格のないカンボジア国籍の女性7人に対する不法就労助長事件で、県警生活環境課などは20日、渋川市渋川の指定暴力団松葉会系大久保一家幹部で「五町田七代目」組長、中野冬樹容疑者(49)を逮捕、同市伊香保町の風俗店経営、渡辺久雄被告(44)=同法違反で起訴=を再逮捕した。全国指名手配中だった中野容疑者は同日出頭、逮捕された。
同課は、中野容疑者が売春強要も含め事件の指示役とみている。
2人は容疑を否認し、中野容疑者は「デタラメだ」などと供述している。
逮捕容疑は、中野容疑者が昨年11月10日から12月2日までの間、渋川市内の風俗店と沼田市内の飲食店で就労資格のないカンボジア人女性7人をホステスとして、渡辺容疑者は昨年6月14日から1月19日にかけて、タイ人女性3人をホステスとして不法就労させたとしている。
事件は、カンボジア人女性がフェイスブックを通じて「売春させられていた」と在日カンボジア大使館に助けを求めて発覚した。
[匿名さん]
カンボジアの女性達が無事に救出されてよかった。
トップに被害者賠償請求訴訟をすべき!
[匿名さん]
松葉会系組長に売春持ちかけられる タイ人に懲役2年6月求刑
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就労資格のないカンボジア人女性7人への不法就労助長事件で、入管難民法違反(不法就労助長)と覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われたタイ国籍の女で沼田市柳町の風俗店経営、チョンタパー・チュダーポン被告(44)の初公判が15日、前橋地裁(川崎学裁判官)で開かれた。チュダーポン被告は起訴内容を認めた。検察は懲役2年6月を求刑、即日結審した。
チュダーポン被告は被告人質問で、指定暴力団松葉会系大久保一家幹部で「五町田七代目」組長、中野冬樹被告(49)=入管難民法違反(助長)で起訴=に70万円を貸し、その返済のためにカンボジア人女性に売春させることを持ちかけられたとした。2万円で売春させ、1万5千円がチュダーポン被告の取り分、5千円を女性に払っていたという。
検察側は論告で、性的に搾取して利益を得る犯行態様は「極めて悪質」で、犯行は「厳しい非難に値する」と指摘した。弁護側は、前科がなく子供3人を養育する立場にあるとして執行猶予付き判決を求めた。また同日、チュダーポン被告経営の店で働き、同法違反(不法在留)などの罪に問われた同国籍の女で飲食店従業員のムアンパンヨー・ハッタヤー被告(26)の判決公判も行われ、川崎裁判官は懲役2年6月執行猶予4年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。
[匿名さん]
カンボジア人女性不法就労助長、「売春」組長に3年求刑 群馬
産経新聞 4/18(火) 7:55配信
就労資格のないカンボジア人女性7人に対する不法就労助長事件で、入管難民法違反(不法就労助長)の罪に問われた渋川市渋川の指定暴力団松葉会系五町田組組長、中野冬樹被告(49)の初公判が17日、前橋地裁(中野哲美裁判官)で開かれ、中野被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役3年、罰金250万円を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求め、即日結審した。
中野被告は、被告人質問で売春させたのは共犯者で風俗店経営のタイ人女性(44)=有罪判決=から借りた約70万円を返済するためだったとした。
検察側は、論告でブローカーや渡辺久雄被告(45)=公判中=と共謀し月30万円を支払うと約束し女性らを来日させ、約束の給料を支払わずに売春をさせた犯行態様は「極めて悪質」とした。その上で、性的に搾取された女性らの「肉体的、精神的、経済的苦痛は甚大」と指摘。自らカンボジアを訪れ、虚偽の約束で来日させ売春を強要した点に関し「犯行を主導した張本人」「まさしく人身取引」と非難した。
弁護側は最終弁論で、中野被告は数年前にがんを患っており、完治したものの再発の恐れがあるとして、治療を受けられるよう執行猶予付き判決を求めた。
[匿名さん]