■すでに始まっているストーブリーグ
今年のプロ野球のストーブリーグは、すでに始まっています。
大物FA選手が多くいるため、注目度も高くなっています。
そんな中で、やはり動向が気になるのが巨人です。
巨人と言えば、FAで大物選手を「強奪」するとイメージが強いです。
本当は、FAは選手の権利であり、「強奪」とは意味が違いますが、巨人がFA選手を獲得すると「強奪」と言われてしまいます。
今年は、再び原辰徳氏が監督になり、スーパー補強を行うようです。
そこで今回は、巨人のスーパー補強と2019年シーズンのV奪還について紹介していきます。
■すでに決まっている補強
巨人のスーパー補強は、すでに始まっています。
巨人に移籍するのが決まっているのが、メジャーリーグ・パドレスでプレーしたクリスチャン・ビヤヌエバ選手とオリックスから自由契約になっていた中島宏之選手です。
ビヤヌエバ選手は、メジャー2年目の今季は20本塁打を放つパワーヒッターです。
三塁手なのでマギー選手が退団した穴を埋めることになるでしょう。
また、捕手以外の内野すべてで守備経験があり、使いやすい選手でもあります。
1年契約で200万ドル(約2億2400万円)の契約です。
一方、中島宏之選手は右の強打者で一・三塁を守ることができます。
代打としても使うことができ、選手層は厚くなったと考えることができます。
■まだまだ狙っているFA選手
すでに2人の入団は公式発表されているわけですが、まだまだ巨人はFAでの広島から丸佳浩選手と西武から炭谷銀仁朗選手の獲得も決定。
さらに、マリナーズを退団した岩隈久志選手の動向にも注目しているとされており、着々と補強に向けて動いているのです。
■スーパー補強の狙いとは?
巨人のスーパー補強の狙いは、「活性化」でしょう。
選手層を厚くすることで、競争原理が働きます。
そうすれば、自ずとチームは活性化されるはずです。
すでに獲得した2人の選手を見れば、それがよくわかります。
ビヤヌエバ選手と中島宏之選手は、どちらも主に1・3塁を守れる選手です。
どちらも右打ちであり、同タイプと言ってもいいでしょう。
マギー選手が抜けた部分の補強に2人の選手を獲得することで、レギュラー争いが起こります。
さらに、元々いた選手も加われば、チームは活性化するはずです。
そう考えれば、スーパー補強にも納得できます。
炭谷銀仁朗選手を獲得できれば、捕手でのレギュラー争いが激化します。
さらに、丸佳浩選手を獲得できれば、外野手の争いが激化するでしょう。
何でも欲しい病に見える巨人のスーパー補強ですが、意外と理にかなっているのです。
■このスーパー補強でV奪還は可能?
巨人は2019年こそ、V奪還を目指しているはずです。しかも、原監督としては、三度の登板とあって気合が入っているはずです。
このままスーパー補強が続けば、巨人のV奪還の可能性は高いでしょう。
ただ、ポイントになるのは丸佳浩選手かもしれません。
丸佳浩選手を獲得できれば、広島の戦力を削り、なおかつ巨人の戦力アップをすることができます。
丸佳浩選手を獲得することで、V奪還の可能性は大きくなるのではないでしょうか。
■原監督の手腕に期待
巨人のスーパー補強が始まっています。
順調に2人の選手の獲得が正式に決まっており、他の選手の獲得にも動いているのです。
このままスーパー補強ができれば、巨人のV奪還も十分考えられます。
単純に戦力アップするだけでなく、競い合うことでさらにモチベーションも上がるでしょう。
あとは、原監督の手腕に期待です。
せっかく補強しても、上手にマネージメントできなければ、チームは内部分裂してしまうでしょう。
狙いがレギュラー争いによるレベルアップなら、なおさら監督の手腕が重要です。
いずれにしても、来年の巨人には注目です。
【日時】2018年12月05日(水)
【提供】YAZIUP