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　キンパ。韓国式海苔巻き。確かに韓国発祥ではあると思われるが、日帝時代に持ち込まれた日本ののり巻きにインスパイアされ、ごま油とあのすぐにちぎれる韓国海苔(ごま油と塩で味付けされた、味付け海苔の一種)で作って見ました感の強いキンパ。でも、日本人は、パクっただろうとは公式には言わない。だって、酢飯のかんぴょう巻きの方がおいしいから。

　円高のあおりをくって、日本の回転ずしのメニューも100円で出すのはきつくなった。変わり種ののり巻きとして、原価がそんなにかからないキンパが選ばれていることを、韓国人はなにか誤解している。超おいしいから出しているのではなく、100円で出せるからだよ。本当においしければ、スーパーのデリカコーナーの鉄板メニューに加わるはずだが、見かけない。コンビニでも、フェアでもしていない限り見かけない。

　「大韓民国キムパブ(キンパ)・フォーラム」が開かれた。世界に、キンパで打って出ようと言うものだ。

　日本ののり巻きと如何に違うかを世界に啓蒙していくと言う。まず、日本ののり巻きを出す店でその一環として、キンパを出すことはやめてもらう。キンパだけ独立で販売してもらう。すごい野望。

　「ビビンバ」もかつて、混ぜて食べる以外の食べ方がないだろうかと模索された時期があるらしい。いや、好きなら、パーツパーツ食べてもいいかも。生卵は衛生上心配なので、日本以外では食べないとか。この論争の時、「ビビンバでは難しいので、まずキンパから普及させては…」という案も出た。

　しかし、韓国人はきっぱり「のり巻きは、日本起源だから」と拒絶した。一回口にした言葉は、忘れないで…いやごめんなさいを何回も求める国だから、無理か。でも、キンパは、亜流だ、どこまで行っても。