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■気分が乗らない日は、女性誌からアドバイスをもらう
清涼感のあるモヒートやラムコークが似合う初夏の季節はすぐに過ぎて、梅雨の季節が近づいてきました。

メジメして何かと陰鬱な気候に左右されて、職場へ向かう足が重くなるばかりか、仕事への意欲が削がれたり……そんなことはよくあるもの。

これが子どもだったならば、まわりの大人が良いようにご機嫌をうかがってくれるのでしょうが、いい年をしたオヤジがそんな状況に陥っていても「あー男の更年期って話題ですよね」程度のリアクションを返してくれても、誰も心配なんぞしてくれません。

ならば、どうするか?　たまたま見かけた女性ファッション雑誌によると「お気に入りのアイテムを一つプラス」するのだそうです。

なかなか、勉強になりますね。

■まあ、定番はフォックスなんですけれど……
そこで、オヤジが梅雨時にプラスすべきアイテムを考えてみたのですが、まあ月並みですが雨傘でしょう。

だからといって、ここで英国王室ご用達ブランド「FOX UMBRELLAS」を紹介するのは何だか分かりすぎて気が引けます。

……全ての工程が熟練した職人の手作業で仕上げられるというフォックス・アンブレラズ、その仕事の確かさは英国の伝統をそのままに伝えるといっても過言ではない物。

洋傘界のロールス・ロイスという異名は伊達ではないのだ……とかいってもねえ。

■日本製の高級傘「福井洋傘」
そこで少々目線を変えて、イギリス製ではなく日本製の高級洋傘ブランドを一つ紹介するのは「福井洋傘」。

こちらの看板商品はレトロな和傘を現代風にアレンジした「蛇の目洋傘」、和模様が全体に描かれていたり、博多織や甲州織を生地に用いていたりと、和装ともコーディネート可能なデザインと風格が特長なのです。

それは、少々やりすぎでは?

そんな風に思われるならば、生地に高密度のポリエステル素材を用いた超撥水タイプの商品「ヌレンザ」はいかがでしょう。

こちらは、一振りで傘についた水滴を弾き飛ばすという機能性がセールスポイント、日本の伝統色から選んであろう美しい全14色で、好評販売中です。

■全プラスチック製のビニール傘「＋tic」
まあ、フォックス・アンブレラズにせよ、福井洋傘にせよオヤジにふさわしい風格は漂いますが、一本数万円という傘はさすがに高額すぎ。

うっかり電車に置き忘れようなものなら、梅雨時の陰鬱な空気に加速度を加えることになってしまいます。

そこでおすすめしたいのが「＋tic」、プラスティックと発音します。

これは一見普通のビニール傘なのですが、全てプラスチック製というのがセールスポイント。

通常は金属のパーツが使われている傘の軸や骨の部分も全部プラスチックですから100%リサイクル可能、折れてしまったりしないので、耐久性も高いといいます。

■ちょっとした個性を、普通のビニール傘に
チェック模様などカワイイ目のグラフィックラインや著名芸能人とのコラボモデルなど、数々のものが発売中ですが、オヤジに似合うのは単色ながらもキレイな色目がそろった「カラーライン」。

高級な傘ほど存在感がうるさくない軽やかさがあり、子どもが持つようなビニール傘とも違う外観もある。

おまけに環境にも気を使っていますアピールもできたりして、実に使い勝手が良いのです。

お値段も3,500円からですから、コンビニで売っているものほど安価ではないですが、電車に置き忘れてきても惜しくはない価格なのもうれしいポイント。

他の人に間違えて持っていかれるという危険性も少ないのも、重要な点です。

今さら、周りと際だたせるのもねえ……そんな一歩ひくことを覚えたオヤジにこそすすめたいビニール傘が「＋tic」、しかし「あ、その傘カワイイですね」なんていわれたとしても、ここぞとばかりにウンチクを並び立てると、まあ100%嫌われますからご注意を。